2008年9月26日金曜日

№130) A Giant Step for Mankind=人類のための偉大なステップ








珍しい竹馬ストック・ノルディックウォーキング。前回のこのブログで書き込みしてみましたが、その後私はとても気になり少しく調べてみました。もともとのそれは商品名がパワーライザー(Poweriser)。発明者はドイツ人のアレキサンダーボック(Alexander Böck)で、彼は2001年12月21日に特許を出願し特許番号:6719671として2004年4月13日取得。

http://de.wikipedia.org/wiki/Poweriser

http://www.powerisers.de/

http://www.powerisers.de/de/gallerie-und-videos/

http://www.google.com/patents?id=bvgQAAAAEBAJ&dq=6719671

ところが驚くべきことに、これが単なるものめずらしさとか一過性の流行で終わるとおもいきや、ところが我々ストック・ノルディックウォーキングに親しんできた者にとって実に重大なメッセージがここに隠されていることに今般私は気がつきました。それは下記ワシントンポスト紙の記事見出しでも確認できます。

http://www.washingtonpost.com/
 ↓ 記事内容
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/10/26/AR2007102602492.html

この記事の中身自体はどこにでもある新しいスポーツギアに対する単なる紹介記事に過ぎません。私が言うところの重大なメッセージがここに隠されているというのは、このワシントンポストの記事の中にあるのではなく、それはその見出しに隠されているのです。そうです、本日のこのブログの見出しでもありますが、今日はこのぐらいにして上記URLをじっくり観察するとして何時の日かこの私のブログでも感想を書き込みして行きたいと考えております。

***

ところで、皆様はこのパワーライザー(Poweriser)、どのようなご感想をお持ちでしょうかね
?♪






♪♪♪ 我々人間の健康「歩行」を本格的に研究する必要あり!!!





2008年9月23日火曜日

№129) これは珍しい竹馬ストック・ノルディックウォーキング





ヨーロッパのとある国のNORDIC WALKINGというタイトルのホームページに、インストラクターがこれまた珍しいストック・ノルディックウォーキングで竹馬をしている姿が載っています。彼はズボンをまくし上げて歩いていますが、着ているものから見て間違いなくノルディックストックウォーキングをしていた同じ人物が足先によく見るとこれは竹馬ではなく何か飛び跳ねることができる装置をつけていますね。ええ、これはヨーロッパで新しく発明されたジャンピングシューズで、そろそろ日本にも上陸すると思われますが、空中で体を回転させることができるほどスプリング効果があってなんとも言えず楽しそうなものです。

彼はそれを装着してデモストレーションしていたわけですね。その装置を使うとこのような高いところからの視野を保ちながら、この柔軟なスプリングを利用して安定的に長距離を歩くことが可能になったらしいですよ。マイル歩くとありますからそうですね11キロ以上ですかね。このような底抜けに面白いことをこれからもたくさんデモストレーションして、竹馬ストック・ノルディックウォーキングを盛り上げていただきたいです。ちなみに使っているストックはスイスのKVプラスとうメーカーの特製ストックと私は見ました。

ストックorポールを使うこと。それで歩くことがこれまでの単なるウォーキングと違って両手を駆使する全身運動に知らず知らず変化しちゃうわけです。つまりどのようなコラボレーションであれストックorポールを使えば、楽しいことはもちろんのこと健康に効き目があるってことだよーん

♪♪♪ Let's Bamboo stilts Nordic Walking !!!

2008年9月19日金曜日

№128) NW-Teleskopstöckeドイツの新しいテレスコープストックの会社











本日は話題提供としてドイツのスケート関係用品からノルディックウォーキングにもシフトした会社の、ホームページをご紹介申し上げます。

http://www.hudora.de/

http://www.hudora.de/artnr/66610/catalog_page/




おいらこれから山さ行ってきますね !!!


...

2008年9月17日水曜日

№127) セレワ SAREWA/モンベルMONTBELLもパワーロック採用









このブログ前回前々回の書き込みで、テレスコープと、完璧に安全なパワーロックについて考えてみました。が、今般、新たにヨーロッパで超有名なSAREWAというメーカーを取り上げます。

http://www.salewa.com/_index_noflash.htm

この会社は広くアウトドア・スキー・登山用品で知られていて、ロゴの鷲マークを皆様どこかでご覧になったことがあるのではないでしょうか?この会社のストックorポールは、テレスコープ方式ですが、実はよく観察するとパワーロックもあるのですね! うーん。ユーザーフレンドリーと、使い手の安全を追究している会社はこういうところにちょっとした違いが出るのでしょうか。そこで、私としては気になる会社であるあのモンベルはどうしているのだろう?と、調べてみましたら、なんと!モンベル社も既にパワーロックを採用していましたね!もうしわけありませんでした♪

http://www.montbell.jp/

たしかにパワーロック方式は完璧。完璧ではありますが企業として今は両方製造するほうが無難、なのかもしれませんね。過渡期としての現在最終的にそれはユーザーの判断に委ねる。ま、よく考えてみると、ストックorポールを使う人全部が全部優先して安全を重視しているわけではない。しかもノルディックストックウォーキングというのは始まったばかりのムーブメントであるからまだそのようなことに気が回らない段階なのかもしれない。
ま、とにかくこれでパワーロックを採用している会社はとりあえず都合6社となりました。

コンパーデル
http://www.komperdell.com/index.htm
セレワhttp://www.salewa.com/_index_noflash.htm
ブーミヤー(トーントレック)http://temp.boomyah.com/
ブラックダイアモンドhttp://www.bdel.com/gear/trekking_poles_overview.php
モンベルhttp://www.montbell.jp/
ペツルhttp://fr.petzl.com/petzl/SportProduits?

<お願い>私はこのブログで、ポールもしくはストックの製造販売会社をリストアップいたしております。これが合計72社となりましたが、必ずしもノルディックストックウォーキング用と限りません。なかにはもっぱらトレッキング用であったりもいたします。しかしながらストック先端にラバーチップを装着するならば、それなりに市街地でも使える、ノルディックウォーキング・ストックウォーキング用としても使えると判断してのことです。もちろんのことウォーキングに転用できそうもない製造会社はこのリストには入れておりません。しかし何か問題が認められた場合、私にEメールでその内容をお送りくださいませ。
ウエルネスウォーカー 拝
Jiro-murakumo@kmd.biglobe.ne.jp

♪♪♪スキーストックトレッキングポール先輩!!!

2008年9月15日月曜日

№126)コンパーデル社のrevolutionäreな新たな動き





写真はコンパーデル社HPより

近代スキーの発祥地オーストリア、ここで1922年からスキーストックを製造し続けてきたコンパーデル社。今般、そのホームページに新しい動きが認められます。それはドイツ語で革命的な(revolutionäre)ものと書かれており、本日はその内容を検証というかどんなものなのか、ちょっくら眺めてみようと思います。

http://www.komperdell.com/de/stock/touring/snap_lock/175_3601_10.php

第一は、このブログ冒頭写真左にあるように「SNAPLOCK」という装置。直訳すると「バネ錠」とでもなるのでしょうか。これはこの解説によると新しく特許を取ったもので、ストックorポールを握ったまま長さ調節ができる装置であります。図解とか詳細構造はまだわかりません。わかりませんが、プレーしながら長さ調整が確実にできるとありますので、そうであれば確かにそれは業界的規模で画期的なものですね。下記の第二問題と併せて採用されるのであれば、それはほんとうに鬼に金棒といったところです。

第二に、このブログ冒頭右図面のごとく、パワーロックシステムを今般採用したことですね。前回の書き込みで問題にしたごとくテレスコープ方式は使い勝手がいまいちでした。この問題をコンパーデル社は解決しようと決めたのですね。パワーロック方式は、梃子の原理でロックし、その箇所のシャフトは円形ではなく例えばD型、もしくは溝をもうけてあるのでどんなことがあってもけっして緩むことのないロックシステムです。現在までそれを採用している業者は世界でも3社のみでした。が、これで合計4社がパワーロック方式を取り入れたことになります。コンパーデル社ではこれも近々にノルディック用ストックに転用していくことになるでしょう。







♪♪♪コンパーデル revolutionäre は目が離せない!!!





















2008年9月12日金曜日

№125)ノルディックウォーキング・ストック(ポール)伸縮自在について .







図はキザキ社のHPよりご紹介

知られているようにノルディックウォーキング用のストックorポールのほとんどは、そのシャフトが伸縮自在に設計されています。それをテレスコープと称していて3段式のもあれば2段式のもある。この伸縮自在装置は各社だいたい同じで、シャフトに内蔵されたネジがあって、その先に小さなプラスチックの部品が付いていて、シャフトを回す→ことによってそのプラスティックが開き→締め付けられ→固定される構造となっている。(上図参照/下記YouTubeのURL参照)

http://jp.youtube.com/watch?v=Wgnoot8MkZU

ところがこの装置に実は大変に不便なことがあります。第一に、いつかは必ず緩んでしまうということ。第二に、緩まないように強く固定すればこんどは縮めることができなくなるということですね。みなさんはそれを実際の経験から手加減を習得するわけですが、手力のない年配者や女性には実に不便です。締め付けが弱いとすぐ緩みますから。これはシャフトを回すことによって固定し、逆に回すことによって解除する構造ですからそもそも矛盾しているわけですね。この不便さはこの構造を採用するかぎりどうしても解決できません。

このためアメリカのスキーウォーキング社はこれに警告を発しています。事故を心配して年配者には安全なワンピースを薦めていますね。
http://www.skiwalking.com/index.asp<以下引用>
*****
Please note that telescoping/adjustable/collapsible poles are NOT recommended for everyday use. WARNING: Seniors and folks with balance issues should NOT use adjustable/telescoping/collapsible poles! For everyday use please consider the durable and user friendly one-piece design SWIX Nordic Walking VIP and EXEL Urban Skier Nordic Walking Poles listed above - ALL sizes in stock and ready to ship.
*****
ここにこのシャフトの構造においても「進化」が必要であるということを示しているのではないでしょうか?

話は代わりますが、以前私はこの会社にEメールを送り、「市街地のストラップは危険ですから外してください」と申し出ました。が、返信が来て「もうEメールしないでくれ! 」と断られたことがあります(苦笑)。このスキーウォーキング社のホームページ、とても情熱があふれていてユーザーフレンドリーな経営者です。オリジナル商品はなくSWIX社とEXEL社の代理店ではありますが、例外として私のリストに載せたのはこのホームページの内容が優れているという理由から特別に加えました。その全リスト71社を更新いたしましたのでよろしかったらクリックしてご覧ください

2008年5月25日№88)ラインナップ→ノルディックウォーキングストック&ポール&バットン会社

♪♪♪
http://technorati.com/blogs/jiro-murakumo.blogspot.com?posts!!!




  ↑クリックしてください。

2008年9月5日金曜日

№124) フィンランドにおける新しい動き→sauvakävely











フィンランドにおきましてはアウトドア関係の雑誌で「RETKI」というのがあります。このネーミングはフィンランド語でRetkeily(日本語に直訳するとハイキングとか散歩)という言葉を短縮したものと思われます。日本のアウトドア雑誌でいえば「山と渓谷」とか「BE-PAL」なんかを思い出しますけど、本日はフィンランドのそれをネタにしていろいろ書き込してみます。

https://portaali.retkilehti.fi/

この雑誌社ではなんとアウトドア商品を販売もしています。その数々ある商品の中に、ノルディックウォーキング用のストック(ポール)もありました!!! もっとも、フィンランド国内ではノルディックウォーキングという言葉は使いません。それはサウヴァカヴェリュ(sauvakävely)と言って、前半のサウヴァ(sauva)はストックのことで、後半のカヴェリュ(kävely)は歩くこと。つまり、日本語のストックウォーキングと同じ複合語ですが、もっぱらそのサウヴァカヴェリュという言葉を使っています。

http://www.retki.fi/eng

この「RETKI」ホームページのフィンランド語版を見ると、その言葉使いがよくわかります。しかし英語版ではノルディックウォーキングとなっているのが実に興味深いですね。世界中に広まった言葉としてのノルディックウォーキング。しかしながら母国フィンランド国内ではその言葉はとにかく使われていない。なぜならばその言葉はエクセル社が海外展開のために後付けた造語、つまり販売のためのネーミングだったからですね。

私がこのブログでわざわざ「ノルディックウォーキング・ストックウォーキング」という2重の言葉を発信している理由は、実はそのへんの事情を勘案してのことです。よく言われるようにノルディックストックウォーキングがフィンランドで発祥したというのも実は本当のことではない。クロスカントリースキーヤーがシーズンオフの練習に雪のない草地でストックを使った。それはなにもフィンランドだけではなく昔から世界中のクロスカンロリースキーのアスリートたちが、各国で自然発生的にシーズンオフに、雪のない斜面や草地で取り組んでいたからです。

ただフィンランドにおいては十数年前、雪がなくてもストックで歩くことが市民の間のスポーツとして広まった。それがサウヴァカヴェリュ(sauvakävely)と呼ばれた。その記事は以下のURLで確認できます。

http://www.hs.fi/kaupunki/artikkeli/Palohein%C3%A4ss%C3%A4+juhlittiin+10+vuotta+t%C3%A4ytt%C3%A4v%C3%A4%C3%A4+sauvak%C3%A4vely%C3%A4/1135229809515?ref=rss

フィンランドでは後にエクセル社がその専用ストックを海外販売するために、ネーミング段階においてはじめて商品にnordicwalkerと命名し海外向けに宣伝したわけです。
そこからこのnordic walkingという言葉が使われたわけですね。もちろんそれはサウヴァカヴェリュ(sauvakävely)というスオミ語では海外で通用しないからですが。したがって「nordic walking」というのはエクセル社による造語ですから、国際的な正式称号に使うには問題ありです。

私はこれを世界に広めたこのフィンランド市民とエクセル社に敬意を表するために、あえて「ノルディックストックウォーキング」を使っているのです。ですからあくまでも正式な言葉として日本では「ストックウォーキング」が最も正しく、英語では「pole walking」がなんといっても正しい使い方であると私は考えます。もちろん、一般的にノルディックウォーキングが使われるのは自然の成り行きであってこだわることはないのですが、例えばそれを辞書に載せては間違いになる、というお話です。
来週はまた別の話題を


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参考;<ストックの各国称号>
詳しくはありませんが世界的傾向として「ポール」とか「スティック」は英語圏で、「ストック」はドイツ・オーストリア・スイス中心に使われているようですね。日本はじめ東洋では「ストック」「スティック」が多く「ポール」も使われる。フランス語とイタリアあたりではもっぱら「バストン」「バストーンニ」という発音が市民の間では使われているようで、スペインでは他に「パロ」というむしろポールに似た言葉があるようです。今回ご紹介申し上げた新しいこのフィンランド「RETKI」アウトドアのHP表紙の下側にも、英語版では「STICKS」、本文では「poles」を使っていますね。ただし、フィンランンド語版では「Kävelysauvat」を使っていて、これは日本語訳では「散歩杖」とでもなりましょうか。

















♪♪♪ nordic→stöcke・stick・bâton・bastoni・palo・pole←sauvakävelywalking!!!