2009年3月10日火曜日

№173) クーパー研究所のノルディックウォーキング学習









写真はクーパー研究所のHPより


アメリカのケネスH・クーパー(Kenneth H. Cooper)博士は、1968年に彼の最初の出版であるエアロビックス(Aerobics)を上梓、これが瞬く間にベストセラーとなった。この影響で何百万人もの人々が病気の予防・健康のためのエアロビックス運動を心がける事となったとされる。



http://www.cooperinstitute.org/index.cfm



クーパー研究所は1970622日に設立され、クーパー博士は国際的な体育学運動のリーダーと認められ、以降健康の追求においてもっとも権威のある人物と評されている。本日はこのクーパー研究所ホームページをこのブログにてご紹介させていただきますとともにこのクーパー研究所の「ノルディックウォーキング学習(Nordic Walking Study)」を僭越ながら引用させていただきます。



http://www.cooperinstitute.org/research/past/nordicwalking.cfm



***引用はじめ*******


Nordic Walking Study


In our Nordic Walking Study, participants were monitored and evaluated in an effort to compare oxygen consumption and energy expenditure associated with regular walking (walking without poles) and Nordic walking (walking with poles). As further detailed in Table 1, Nordic walking significantly increased oxygen consumption, caloric expenditure, heart rate, and heart rate as a percentage of maximum heart rate for both men and women without significantly affecting the rate of perceived exertion by the participants.


More specifically, Nordic walking resulted in approximately a 20% increase in oxygen consumption and energy expenditure compared to regular walking at the same speed. Thus, the implementation of upper body muscular work while walking increases the amount of calories burned. This finding has important health implications as an individual who employs walking with poles as opposed to regular walking into their regular fitness program will significantly increase the amount of calories burned particularly over an extended period of time.


***引用終わり*******


このデーターが示すのは酸素消費量(Oxygen Consumption 、カロリー支出(Caloric Expenditure)が、ウォーキングに比較しおよそいづれも20%高い値であったというものである。これに類似した調査結果は、世界各地で行われているのでノルディックウォーキングの概念としてある、通常歩行のウォーキングに比較しノルディックウォーキングは優れた運動プログラムであることに疑念をはさむ余地はまったくない。


私が注目するのは、この調査がはたしていかなるフィールドを使って行われたかです。例えば、競技場のトラックを使ったのだとすれば納得です。競技場のトラックというものはスパイクとか突起物が突き刺さるようにできていますから何時でも大きな効果が得られる。また、トレッドミルなど使うゴム材質の柔らかい種類によっては突き刺さるのと同じ効果があり、その場合これまた差の大きなデーターが得られます。


ところが、私の検証ではアスファルト・コンクリートのような硬い舗装道路ではポールorストック先端が滑るので、ウォーキングに比較し目を見張るほど差のあるデーターは得られない。つまり舗装道路における摩擦力、推進力というものがノルディックウォーキングにおける設計上の重要課題となっているのです。


しかしながら世の中にはアスファルトをも突き刺して歩くような過激なアスリート・レベルのスポーツマンもいたりします。が、それは一般にはけっしてお勧めできるテクニックとは言えませんネ 一方、いまドイツで実験している車輪ストックは、舗装道路においても野山の草地でも砂浜でもその運動効果は抜群にOK!!!  みなさんこの四足歩行の映像をここでもう一度確かめてみましょう


http://www.myvideo.de/watch/4911085/Nordic_Walking_Stock_mit_Rolle

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