☆ 国の健康政策の流れをこのブログへ記録するために、政府行政関係資料から以下にまとめておきます。ご興味のある方はどうぞご参考に☆
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我が国では、近年、急速な人口の高齢化や生活習慣の変化により、疾病構造が変化し、疾病全体に占めるがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割合が増加し、これら生活習慣病に係る医療費は、国民医療費の約3割となっている。こうした疾病構造の変化に対応し、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするために平成12年に「健康日本21」が策定され、平成22年度までを運動期間とし平成17年度を1目途に中間評価、平成22年度に最終評価を行い、その後の運動の推進に反映させることとしている。
http://www.kenkounippon21.gr.jp/
平成14年に健康日本21の法的基盤の健康増進法が制定され、「国民の健康の増進のための総合的な推進を図るための基本的な方針」として位置づけ、都道府県には健康増進計画策定の義務、市町村には同努力義務が規定された。 また、国の統計調査である従来の国民栄養調査の内容に生活習慣の状況に関する調査を加え、国民健康・栄養調査として内容の拡充が図られた。 健康日本21を推進するための体制の整備も進んでおり、平成12年12月からは、年1回、広く各界関係者の参加により国民的な健康づくり運動を効果的に推進することを目的に「健康日本21推進国民会議」が開催されている。平成13年3月には、健康日本21に賛同する関係団体により、「健康日本21推進全国連絡協議会」が設立され、「健康日本21全国大会」が開催され、130の加入団体となっている。
平成16年5月には、国民一人ひとりが生涯にわたり元気で活動的に生活できる「明るく活力ある社会」の構築のため、国民の健康寿命を伸ばすことを基本目標に置き、「生活習慣病予防対策の推進」と「介護予防の推進」を柱とする平成17年度からの10ヵ年戦略(健康フロンティア戦略)が策定された。 近年、内臓脂肪型肥満が、糖尿病、高血圧症、虚血性心疾患、脳卒中等の生活習慣病の発症リスクを格段に高めることが明らとなり、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の概念が世界的に提唱されている。このような流れの中で、平成17年4月、日本内科学会をはじめとする関係8学会が「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の日本人向け診断基準をまとめた。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0508-1.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0508-1a.html
身体活動・運動に関しては、平成元年に策定された「健康づくりのための運動所要量」を見直し、平成18年7月に健康づくりのために必要な運動量・身体活動量を「健康づくりのための運動基準2006」において示すとともに、生活習慣病予防のために「エクササイズガイド2006」が策定された。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf
また、人材育成の観点からは、財団法人健康・体力づくり事業団が設置した「健康づくりのための運動指導者普及定着方策検討委員会」において、健康運動指導士を安全で効果的な運動指導の専門家を目指す上で、まず取得すべき標準的な資格であると位置づけ、その養成及び普及定着を積極的に図っていくため、その資質向上、確保、定着方策について検討が行われ、平成19年度から新たな健康運動指導士の養成事業が同事業団により実施されることとなった。以下URL参照。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/07/dl/s0711-8h.pdf
http://www.health-net.or.jp/undoshidosha/menu03/new_undoshidosha.pdf
http://www.health-net.or.jp/undoshidosha/menu03/housaku_report.pdf
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkou/point.pdf
☆国家予算の内からノルディック・ストックウォーキングのような新しい運動プログラム開発の予算を、該当する項目から小生の判断で列記してみた☆
http://www.bb.mof.go.jp/cgi-bin/bxss110a?rno=88
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkou/point.pdf
・健康増進事業の円滑な実施(新規)(厚生労働省) 57億円
・健康情報の把握と健康投資を促進するための環境整備(新規)
(経済産業省) 2.9億円
・生活習慣病対策等に関する技術開発研究の推進(一部新規)(文部科学省) 83億円
・再生医療による治療法の研究開発を推進(文部科学省) 20億円
(6)介護予防対策の一層の推進(介護予防力) 816億円(748億円)
(9)運動・スポーツの振興(スポーツ力)
・身体機能の回復改善による健康増進技術の研究開発
(経済産業省) 産総研運営費交付金(642億円)の内数
Ⅱ 新健康フロンティア戦略を支援する家庭・地域・技術・産業
(1)健康を家庭・地域全体で支援(家庭力・地域力) 467億円(391億円)
・「放課後子どもプラン」の着実な推進
放課後児童健全育成事業等(放課後児童クラブ) (厚生労働省) 187億円
(3)医療・福祉技術のイノベーション(研究開発力) 478億円(353億円)
・基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発(経済産業省)
☆現在の→「新健康フロンティア戦略アクションプラン」←に、続いています☆
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkou/plan.pdf
(2) 一生涯にわたる豊かな「スポーツライフ」の実現
・ 身体運動による動作調節機能、循環調節機能の改善度を簡易かつ精度よく評価するための方法や指標を開発し、有効な身体運動プログラムやそれを支援するシステムの開発を推進する。(経済産業省)
3 医療・福祉技術のイノベーション(研究開発力)
超高齢社会に突入する日本において、「人間活動領域拡張力」を実現するためには、その基盤となる研究開発力の向上を図る必要がある。
また、研究開発力を向上させ、健康科学技術産業の国際競争力を強化することや、今後高齢化が進行する世界への国際的貢献を行うことが重要である。
このため、有病者、障害者、高齢者等のニーズを踏まえ、汎用技術(技術的にはある程度確立しているものについて改良・普及を行うことが可能なもの)、事業リスクが高い技術、革新的技術の開発・普及の促進を図る。
☆予算はやはり経済産業省と文部科学省なのですかね?☆
スポーツ力:身体機能の回復改善による健康増進技術の研究開発/身体運動による動作調節機能,循環調節機能の改善度を簡易かつ精度よく評価するための方法や指標を開発し,有効な身体運動プログラムやそれを支援するシステムの開発を推進する。※産総研運営費交付金の内数(64,237,356/千円)
♪スポーツ産業に進出を期待するノルディック・ストックウォーキング♪
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