2008年3月20日木曜日

№47)ノルディックウォーキングとはその程度のものですか?

元来人間の手というものは、物を強く握るようにできているのではないか。なにしろ我々の祖先は木の枝にぶら下がって全体重を任せ鍛えて来たのですからね。スポーツでいえばテニスのラケットや野球のバット、ゴルフのクラブなどを例に上げるまでなく、クロスカントリースキーでも同じく、ストック&ポールというものは、強く握るように工夫されてきた。それは人間として身体のバランスが取れたごく自然な動きでもある。

が、今日の我々が愛するところのノルディックウォーキングはそうではない。手品のように瞬時に離したり握ったりするのである。だからそのグリップはだんだん退化し、ストラップ&グローブが無ければただの棒で、まことに貧相なポール&ストックに様変わりしてきている。が、それって、ちょっと、ずいぶんオタッキーなテクニックではないでしょうかね。果たしてそんなものが運動として将来にわたって広く社会に受け入れられるものでしょうか。スポーツとしてまたメジャーな健康運動のためのプログラとして、そのように不自然な”テクニック”が世の中に普及するものなのでしょうか? 私はその方向性に危機感さえ持ちます。

それよりも何よりも、ストラップの紐というただただその一点だけで推進力を得るというのはあまりにも脆弱であり、そのようなものでは本来目的とする推進力を得るに、はなはだ不十分であると考えます。ここで何度も書き込みしましたがノルディックウォーキングの素晴らしさ、親しんだ人は皆共通してその運動効果に目覚めてしまう。それは何故かというと、いままで誰も経験したことのない「手で歩く驚き」なのです。ポール&ストックを通じて手の力で推進力を得たことに驚くのです。しかし、ヨーロッパのメーカーはそれをストラップだけに変えてしまった。それではもう目的を失ったのも同然ですね。

私は悲しい。このままだとこのムーブメントはすぐに時とともに忘れ去られてしまうことでしょう。それを変えられるのは現在欧州のスキー用品メーカーしかありませんが、彼らは今それに耳を貸さない。ヨーロッパで、そこそこ小さな成功を収めたためにこのままでよし、と考えているのでしょうか・・・。なにしろビジネス優先で運動の根拠をおろそかにしているし、写真やビディオはイメージだけで嘘が多い。肝心のポール&ストックの使い勝手を少しでも良くしようなんぞはまるで考えていないのだから。進化させなければ終わりが近づくだけなのに。



!!!!!!!!!!!!!!! 断乎ここで力説します !!!!!!!!!!!!

そうではないそんなものではないですよ四肢歩行というものの真価は!!!

ノルディックウォーキングというものはそんなチャチなものではないぜ!!!



♪♪♪  今日は雨だというのにテンション上がりっぱなしじゃね; ♪♪♪

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