2008年3月18日火曜日
№43)ノルディック・ストックウォーキングのポールを製造・販売しているメーカー
現在流通するノルディック・ストックウォーキングのポールを、製造・販売しているメーカーはいったい幾つあるのだろうか?
北米ではなんといってもTom Rutlin が開発してきたExerstriderでしょうね。というかノルディック・ストックウォーキングのポールに限定するならばExerstrider以外を私は知りません。ただしカナダ・北米で販売のFITTREKをはじめOEMとして欧州メーカーで委託製造されているものがありそれはさまざまな名称で販売されています。ストラップ&グローブが付いていればそれは欧州メーカーによるOEMと見ていいでしょう。付いていなければExerstrider系の製品ですね。他は欧州勢の輸入品となっている。
私が推察するに、Exerstriderのポールは今や年配者とか高齢者にシフトしているように見受けます。それはExerstrider関係の宣伝映像で判断しているのですが、リハビリテーションや障害を持つ人々も対象にしている様子です。なぜならばポールの推進力よりも身体のバランスを保つことを優先し、ポールを突く位置が重心により近い位置であることからもそれが判断できます。以前の、まだストラップが付いている時期のExerstriderはそうではなかった。当時のVideoは若いカップルが勢いよくデモストレーションしていましたからね。その意味でストラップを外したのは当然の成り行きだったのかもしれない。つまり、ノルディックウォーキングのポール機能としてのExerstriderでは、欧州勢のポール機能に性能面で対抗できなくなったのではないか。要するに若いものには売れないので年配者用に特化して復活し生き延びようとしているのではないか? と、私は分析する。だからといってこれからも北米がこのままだとは思えないが。
そもそもノルディック・ストックウォーキングの対象者は、子供から年配者と実に多岐にわたる年齢層の生涯スポーツなのであります。またメタボ対策や介護予防、生活習慣病のリハビリテーションと奥行きは広く、運動用具としての商品もそれぞれに特化することは必然の成り行きだと思います。その意味で、私は国内メーカーの動きにも関心を向けています。<参考:2008年2月4日ノルディック・ストックウォーキングの発展テンポを考える>
日本国内開発のシナノによるポールウォーキング専用ポール「レビータ」は、その設計思想がExerstriderに類似していると私は見る。湖北電子による「KDポールウォーカー」も同様である。これは、日本の、高齢化問題。同時にいわゆる介護問題にも端を発しているところの社会的反映ではないかと私は考えます。が、それはそれで高く評価できる発展のプロセスでありましょう。
問題は、それ以外の圧倒的な巨大市場を対象にした、強力な推進力を持つ、よりスポーツ性の高いウォーキングストック&ポールを開発すること。四肢歩行の戦略性を生かした、生涯スポーツに相応しい全天候型次世代向けストック&ポールを製造・販売する企業が現れることに関心が移ります。
次回の書き込みで、欧州勢のメーカーを考察し、そのようなことの展望を視野広く考えて見ることといたします。
♪♪♪ノルディックウォーキング・ストックウォーキングは四肢歩行。その戦略性に注目しております♪♪♪
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