2008年3月5日水曜日

№33)ノルディックウォーキングのポールを曲げると解決する




みなさまはもうおわかりでしょう、文章を書くのがものすごく下手くそな小生。もともと字を書くことを最も苦手とする私、それがどうしてこうもしつこくノルディック・ストックウォーキングについてくどくど書き込みしなきゃならないのでしょうか。みなさんそれをとても不思議に思っていらっしゃるのではないですか?用具メーカーに恨みでもあるのか、なんてね♪ 実を申せば私を駆り立てているのは、ノルディック・ストックウォーキングの素晴らしさを最も強く、おそらく世界で初めて実体験したという言わばその運命的出会いによるものなのです。



それだけならそのように自認している人は世界に五万といらっしゃるかもしれません。が、私の体験したその方法は、今日までのスキーストックを道具として歩く方法とまったく異なったものでした。しかもそれは日々改良されてきている現在のノルディックウォーキングのポールよりも抜群に優れている道具なのです。ですからそれは似て非なるものという言葉がぴったりですね。而して私は「間違いだらけのノルディックウォーキング」などとぬけぬけと世間に向けて申すことができるのです。



しかしながらそれは、クロスカントリースキーの作用と用具を、歩行に適用したところのノルディックウォーキングと、少しだけ似ていることも事実なので、説明するのにわかりやすいということからクロスカントリースキーを持ち出すことを私もしています。ただ、ただそこで大切な違いは、ポールの構造と機能はまったく異なるということですね。まずグリップですが上の写真を比べてください。真ん中のペアがLEKI社のポールでグローブを外したもの。左右のペアはウエルネスウォーカー社のストックです、といっても小生の手作り作品でありますけどね!!!(^!^);/¯



いやはや偶然ですが小生の試作品のシャフトも/¯のようにグリップを曲げあるのがおわかりでしょうか?そうです、もともとこれはスキーストックそのものです。それを手元でぐぐっぐっと曲げただけなのですよ。でもそれはコロンブスの卵。これで推進力が20倍増加いたします。なぜならばいままで説明してまいりましたように身体の上下運動を抑える。さらに水平に後方を強力に力いっぱいキックすることができるからです。この写真でグリップの(つば)があるのがご覧になっておわかりでしょう。これがキモです!!! これだけでもうストラップの10倍の働きをいたします。その心は→ストラップとのつばぜりあいに勝てます。失礼いたしました♪ 



このように、ポール&ストックの構造と機能は、グリップひとつ見ても似て非なるものだということがご理解いただけたでしょうか。先端が異なるということももうずいぶんと書き込みしてきましたからおわかりでしょう。極小さな車輪を取り付けてワンウエイクラッチを内蔵する。シャフトは逆に曲げ摩擦力を最大にする。これらはクロスカントリーの技術だけでは想像もできないアイディアと思います。冒頭に申し上げましたようにこれは私が世界で初めて実体験した以下に記すあの日のことに起因いたします。



それは1986年夏。北海道一周で礼文島久種湖湖畔の林道にたどり着き、前日は利尻岳に登頂してここにやってきた長旅に疲れもう歩くこともできないほどだった。ふと道端の一本の長い青木に目が留まった。その手元と先の両端は枝分かれして折れちぎれてはいるがよくしなる長い棒。だが、それを後方に突いて歩いてみたらみるみる体がどんどん前に前に進んで、歩いても歩いてもまったく疲れなかったあの体験からくるのだ。登山はベテランの域でピッケルとかスキーストック、トレッキングポールなど手に持つ道具にはそれなりのスキルがある。でもそのどれにも属さず驚くほど推進力があるその効果に、私は心底びっくりしたのがこの実体験だったわけです。



そしてその1986年秋に「ストック歩行法」として特許出願に至った。それまでは特許なんぞ無関係でしたからそれがいかに驚異の推進力であったことか。今更ながら当時を思い出します。以来この運命的出会いにこだわりストックの改良を重ねてきたということで、私が物申さなければだれも語れないだろうことを私がここで宣うているというわけなのです。これでもう私がノルディック・ストックウォーキングについてくどくど書き込みしなきゃならない理由が、このブログをお読みいただいているみなさまにもお分かりいただけたと存じます。






♪ こうやって書き込んでいくうちにいつかうまい文章が書けるようになる日が来るかもしれませんね。いやいややっぱ無理だろうな、世界一勉強嫌いのおいらだから ♪


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