スポーツの進化発展にとって、運動用具の改良は欠かせないものです。それはどのスポーツにも言えて、例えば同じくポールを使う棒高跳びも、二十世紀だけでも木製から竹製になって金属製を経てグラスポールになっています。それは棒高跳び競技の始まりから終わりまでそのテクニックと理論を根本から様変わりさせてきました。ですからまだ十年の歴史しかないノルディックウォーキングも、これからいろいろと変化することは避けられないことでしょう。そのようは進化発展が、同時に社会と産業の役にも貢献するからです。
<課題の車輪にもどります>
問題は摩擦です。ストックの地面を突く力を最大限に発揮するためには、滑ることの無いように強固な摩擦力が必要です。それは前回の書き込みに記しましたようにストックのシャフトを進行方向に折り曲げることで解決いたしました。まぁーなんと!いきなりここでシャフトを折り曲げるなんぞ、あきれてものが言えないですよねほんと、理解の外でしょう。
そうです。それで、それでさらに新しい課題がここに生まれるのです。それは、シャフトを折り曲げると、推進力は抜群に増すけれども、シャフトを前に引き戻すときにストック先端が地面に引っかかり、ストックは大きく振動しバウンドしてしまうのですね。そこでそれを解決するために登場したのがストック先端へのこの車輪の取り付けなのですね。
<車輪取り付けのメリット>
小さな小さな車輪を取り付けて、しかもワンウエイクラッチ内臓ですから前進時のみ回転する。ストックを後方にキックするとき車輪はワンウエイクラッチでロックされますので摩擦力はむしろ車輪の幅だけ強まる。引き戻すときには車輪の回転でどのような路面でもスムーズです、わざわざストックを持ち上げて引き戻すことが必要なくなりました。これで両手グリップへの握力も大きく低減いたします。さらに、接地部が車輪なので環境によりやさしくなります。いままでのストックは雪面のない草地ではそれを傷めると非難されていましたがこの車輪はそれをほとんど解決できますね。ともかく車輪は回転するので磨耗が均一になって耐用年数は車両のタイヤと同じ、あっても交換回数は激減いたします。車輪はマウンテンバイクのビブラムとかスタッドレスタイヤにワンタッチで交換することも出来ますからプレイヤーにとってはとても楽しいギアになることでしょう。
酷評でもかまいません、今後ともポールの改良に関する皆様のご意見をぜひともお聞かせくださいませ!♪
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