2008年1月22日火曜日

№5)ノルディックウォーキングポール改良の中間まとめ

ノルディックウォーキングポールの改良の目的はなにも推進力だけではありません。より安全でより運動効果のある歩き方、できるだけ無駄を排除し、ポールを使った四足歩行の運動プログラムにおけるあるべき姿を目指し、将来はきっとこうなるのではないかという理想の形を追い求めることが大切だからです。とどのつまり「進化しなきゃならないノルディックウォーキング」なのです。さすれば、メジャーな運動プログラムになり、世界の健康戦略にも採用できるものとなるでありましょう。

現在のノルディックウォーキングは、まだ始まったばかりの初期段階における運動プログラムであって、それはもう完成している、とはとても言えませんね。正直、「間違いだらけのノルディックウォーキング」なのです。それはスキー術から来ています。永い永い間の完成されたスキー術の既成概念です。この既成概念がストラップ、グリップ、シャフトの角度、キックする位置、全てにわたってウォーキングとはミスマッチングしているのです。

いままでの中間まとめをいたします。まず、ここではスキーポールのことを忘れましょう。二足歩行=ウォーキングのスタイルをそのまま生かすポールの使い方を考えること、それが改良・進化の出発点になります。
① ストラップは危ないから外す。
② グリップは水平を維持させる。
③ シャフトは45度の角度維持。
④ キックは後足半歩&一歩半先。
⑤ 摩擦力強化のポール先端採用。

最後のこの⑤、文字を揃えるために言葉を省略しましたので、何のことだかわかりませんという声が聞こえますが、そうです、それは前に記述しましたが下記のURLを開いてその写真をご照覧ください。
http://www.ryutu.inpit.go.jp/PDDB/Service/PDDBService上記URLの「 ノルディック 」で検索してご参照ください。
むむむむむ、ポール先端に車輪を装着する?シャフトがカギ状に折れ曲がっている?なんだそりゃ!!! 恐らく人々の率直な感想は疑問だらけのものでしょう。でもね、私はこの研究を長年にわたって取り組んできて、試作品も創ってそれで到達した考え方なのです。

つまりここでも明らかなことは、ウォーキングという既成概念からも脱却しなければならないということですね。まったく新しいものというのは全て既成概念からの脱却です。ウォーキングという運動プログラムも、永い永い年月を経て到達したものですからその既成概念から脱却するのは至難。しかも、スキー術からも脱却しなければならないしウォーキングからも脱却しなけりゃならないのならいったい何処に行けばいいのでしょうか?何のためにそんなことを考えなけりゃならないのでしょうか。
その答えは簡単です。人間は運動しなければ壊れるからです。人間はもっともっとバランスの良い運動プログラムを生み出す必要があるからです。運動不足の現代には生活習慣に取り入れられることのできるオンデマンドな全身運動を必要としているからです。

次回は四足歩行についてです♪

では、ポールの改良に関する皆様のご意見をぜひぜひお聞かせください!♪

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