2008年1月20日日曜日

№3)アメリカでは既にストラップを外していますね!

アメリカでは従来からエクサストライディングウォークという、ポールを使った歩き方が知られています。「トムRutlinは1988年に最初に合衆国でExerstridingを導入しました。」とこのHPにはあります。でも、つい最近までまだこのポールにはストラップが付いておりましたね。今般久しぶりに開いてみたら、なんとビックリすることにどの写真を見ても見事に外してあるではありませんか!
http://www.exerstrider.com/
http://www.exerstrider.nl/

さすがに安全に気を使うアメリカのお国振りがうかがえます。ええ、実を申せば私は以前、このTom Rutlin氏に直接E-mailを送って、このストラップの危険性を伝え、お願いですから外すようにと要請したことがあるのです。その結果がこのようなことになったかどうかそれは知りません。が、ノルディックウォーキングのムーブメントにとっては今回危険が取り除かれたのでこれは大変に結構なことです。当時欧州のメーカーにも同じくE-mailで要請しましたが、いまのところまだ実行していない様子。でも正直言って早く実行してほしいです(そのときの記録は残っています)。

<ポールを突くその位置こそ重要な問題>
このエクサストライディングウォーク、HPにも書いてありますが、あまり流行らなかったとあります。その原因は、私が考えるかぎりやはりグリップに問題があったからでしょう。このまえ触れましたようにグリップの角度を曲げて水平にすることがポイントの一つなのですが、しかしいまだにそれが改良されていない。もう一つの重要な問題は、ポールを突くその位置でありポールシャフトの角度ですね。これは45度以下にしなければ推進力が得られません。後ろ足のさらに半歩後方を突き、もう片方は一歩半後方の路面にある状態が一番効率よく推進力を得られるのです。これは世界中のノルディックウォーキングポールの課題でもあります。

このポールを突く位置関係は、実はノルディックウォーキングポールの改良にとって、最も大切な言わばキモ。私の実験によれば、ポールを突く位置が後方になればなるほど(シャフトの角度が低くなればなるほど)面白いほど推進力が増大します。さらに、今までのように重心の下近くにポールを突いていたのでは、体重が上下する無駄な動きが避けられなかったのですがこれが解決いたします。問題はそのときの摩擦力ですね。実にその摩擦力こそがノルディックウォーキングにおける最大のテーマです。それは次回以降に書き込みさせていただきますね。


今後ともポールの改良に関する皆様のご意見をお聞かせください!♪

0 件のコメント: