2009年4月10日金曜日

№184) ドイツNordic Walking Stock mit Rolleを検証する





...........写真はドイツ→車輪付ストック/実験動画のスナップ
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ストック歩行、とりわけノルディックウォーキングの今後の発展、これからの望むべき方向性を考えるとき、いま私ウエルネスウォーカーが最も注目するのが車輪付ストックであります。先々月の2月17日、偶然にもその車輪付ストックの動画をWEB上で発見したとき、私は狂喜乱舞いたしました。その実験映像・ドイツ人による改良ストックが、私の設計とあまりにも酷似していたからであります。事実その動画をよくよく観察するに、被験者の歩行動作はきわめてスムースであり颯爽としています。特に重心の上下はまったく認められずウォーキング動作を妨げたり無駄な動きはまったくありませんネ! 推進力も十二分に得られている。これこそ私が提唱するストック歩行そのものなのですネ♪ 


風の音で被験者が大声で何を叫んでいるのか私には聞き取りにくいが「パワー・ウォーキングPower Walking」を強調しているようですね。それは競歩とか速歩を表す言葉ですが、この車輪付ストックが強い威力を発揮している証明でもあります。世界広しといえどもこの車輪付ストックを試した人はおそらく私ウエルネスウォーカーとこのドイツの被験者、ならびに関係者のみに限られるでありましょう。それは初心者ノルディックウォーキング同様、この目新しい車輪付ストックの良さは実際にそれを使って見ないとその快適さが伝わるものではない。しかしこの映像で確認できるのは、車輪によってストックの引き戻しが極めてスムースになり、例の陳腐なグーパー・テクニックから開放され、ここに解決をみたということですネこれがこのドイツにおける車輪付ストック最大の収穫です。

しかし、しかしこの動画映像でこの車輪付ストックをつぶさに検証すると、そこにはまだいくつかの弱点が存在する。例えばアスファルトの硬い路面では摩擦力に問題がないように見えるが、その上に細かい砂とか砂利、落ち葉などがあった場面、この車輪ストックは路面を滑り推進力は得られない。濡れた路面も同様で、タイルなどの平滑な路面もこのストックでは摩擦力は得られない。それはアスファルト路面だけではなく砂利道でも枯葉のある芝地でも同様である。一方、体育館や屋内施設などの平滑な床も然りである。また極めて重要なことであるが強い推進力を得るためにはシャフトの角度を45度以下にしなければ得られないのであるが、その場合に路面との摩擦力が低下し事実上それは実現できないのである。以上申し述べたこれらは要するにこの車輪付ストックのシャフト設計に起因するものでそのストレート構造にあるのダ♪ それは驚くことにノルディックウォーキングのポール・アスファルトパットと何ら変わらない構造であり摩擦力であって、実はこの車輪だけの改良ではいまだ「進化」というものが完成したことにはならないのです。
では、ノルディックウォーキングの進化完成のためには何処を如何に改良すればいいのか。
それはストックのシャフトを進行方向に曲げることで解決できます。右上の設計図をご参照ください、シャフトは進行方向に大きく曲げてあります。皆さんこの曲げが意図するものはいったいなんでしょうかネ
それこそが摩擦力強化の設計なのであります。このことによって、路面を上から押さえつけることができる。身体後方へ強い力を加えれば加えるほどこの曲がりで上からの圧力をかけ、路面との摩擦力がよりいっそう強化される構造となっています。しかも、いかなる形状の路面にも対応でき、フィールドを選ばないのが特徴です。さらに、強い推進力を得るためには、路面との角度45度以下でストックを後方へ突く必要がありその場合シャフトの曲がり効果で路面との摩擦力が低下することはない!!! これが必要な進化のための最低条件です。

他にも私の設計図には秘密の構造が隠されていますがそれはまた後日のお楽しみということで、本日はドイツ車輪付ストック実験映像を検証する上で、極めて重要なことがらのみについて検証させていただきました。以上、回りくどい言いようをお読みくださり申し訳なくここに感謝申し上げます。
...........................-ウエルネスウォーカー記-










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