写真はベビーカー
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スポーツ障害というものは激しいスポーツにおいては言わばつき物でありましょう。例えばテニス肘やゴルフ肘(上腕骨外上顆炎)がその代表ですが、他にさまざまな障害が発生し、なかには肋骨骨折とか深刻な事態に陥ってしまう人もいる。ですからそうなる前に防止策としてそこにインストラクターとかコーチが必要なわけで、事前のストレッチやスポーツ後のクールダウンなど適切に行われなければならない。もちろんプレーそのものも傷害の起きない正しい方法で取り組まれなければならないわけです。一方、市民スポーツとか生涯スポーツ分野ではこの激しいスポーツと比較するならば、なんといってもその運動方法は極めて安全なことが必須条件でなければなりませんネ♪
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ノルディックウォーキングは歴史が浅くまだ始まったばかりのムーブメントです。特に、いままでのところアスファルトのような硬い舗装道路では、その衝撃が上肢に伝わるため、取り組めば取り組むほど上半身にさまざまな傷害が発生します。研究者の間ではその課題を克服しなければならないと考えられており、ここに幾つかの論文*も内外に見受けられます。このブログ「進化するノルディックウォーキング」におきましても一貫してその危険性に注目し、グリップを水平に握れば安全に推進力を得ることが出来、危険で陳腐なグーパーテクニックを止めて、ストラップレスで解決を図ることを提案してまいりました。障害を産むストレートで不自然なグリップ、危険なストラップ、推進力の無いシャフトの角度、そして衝撃を生む原因の先端アスファルトチップス、その全てが人間工学的にも力学的にも整合性がないものであり、つまりは防止策の前にやらなければならないのは設計の変更です。同時に設計を進化させなければ生き残れないという問題でもあります。
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本日のテーマ、衝撃を回避するための車輪そしてタイヤです。現在のノルディックウォーキングのストックは、ガチャガチャとノイズを発生させていますね。この騒音も車輪のタイヤでスムースにこの雑音を防止することが出来ます。車輪&タイヤのクッションが有効であることは自転車を例に挙げれば明瞭ですネ♪ 今日のベビーカー**(乳母車)もハイテクで、多くの車輪&タイヤが装着されているのもある、だから乳児はスヤスヤ眠ることができるのだ。右上のWallness Walker設計図面はまだ無骨ですが、そのための車輪&タイヤを装着してあります。これに美しいラインのデザインを施せば、見た目にも綺麗な機能美あるストックに変身させることができるでありましょう!!! いまデザイン募集中ですョ♪
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現在のノルディックウォーキングには共通のテクニックとして、ストックを引き戻す際に先端を空中に跳ね上げて引き戻す、というのがあります。が、このテクニックは他者に対し非常に危険な行為でありプレイする人に対する苦情も多い。さらにそれは引き戻しにおいても上腕上肢の力が開放されていないので、常に疲労を蓄積させている状態です。一方、車輪装着によりこの跳ね上げはまったく必要なくなります。ストック先端の車輪はそのままスムースに回転し路面を流れるように引き戻される***。ですから引き戻し時にはグリップ掌握からは力を抜いた状態を維持し、このため半歩ごとに上腕上肢を疲労から開放することができる。まぁ、このように一石二鳥の効果が得られるのがノルディックウォーキングもしくはストック歩行における車輪&タイヤ装着の効果であります。
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でも・・・、強い強い推進力を得るためには、この車輪&タイヤだけでは実現できないのだ。それにはもうひとつの極めて重要な装置が必要なのです。それは・・・? いつしかの日にそれを明らかにしてここに書き込みいたします。
-ウエルネスウォーカー Wellness Walker -
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*ドイツ研究機関:Deutsches Waking Institut HPより
http://www.walking.de/nordic-_walking/training/nordic_walking/nordic_walking_-_aber_richtig_12.html
***ドイツ実験映像:Nordic Walking Stock mit Rolle
http://www.myvideo.de/watch/4911085/Nordic_Walking_Stock_mit_Rolle
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