2008年12月9日火曜日

№146) 続:ノルディックウォーキングのストラップを検証する



ウエルネスウォーカーより


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№146) 続:ノルディックウォーキングのストラップを検証する

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学問とは対極にある人生を歩んできたこの小生に、歩行メカニズムの深い話が出来るわけも無い。ただありがたいことに進化したこの世では、専門の先生方による研究成果をいとも簡単にインターネット上で知り得ることができ、それは世界のどことでもアクセスできるのだ。そこで私はこれをクリエーターとしての立場で捉え、Wストックノルディックウォーキングへの創造的応用をさせていただくのである。
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このような第一線で活躍する研究学者ならびに関係者から提供される成果そして恩恵を、私がごとき一般人が受け取ることのできるこのようなIT社会に、我々は感謝しなければならないだろう。これを実践に生かし、その成果をまた社会に還元することが出来れば、そのご恩返しが出来るというものである。私はこれらを引用するとき、研究者への尊敬の念を忘れることはない。
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私は前回の書き込みで、歩行メカニズムの奥深い話をすると予告した。で、少しプレッシャーを感じてしまった!♪ ので前書きが長くなった。それはそもそも「歩行とは何ぞや?」から出発しなければならないのだろう。けれどもその分野はバイオテクノロジーとかの分野かもしれないので、そういう本格的な学問はおいらには関係ないぞ! このブログでは、あくまでもWストックノルディックウォーキングにこだわって書き込みするつもりだ身体
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そこで、私がことあるごとに利用させていただいている名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻の長谷和徳(はせかずのり)博士(工学)が、デジタルヒューマンデーターからの筋骨格系歩行

動のシミュレーションとしてWEB上でこれを公開されておりますのでこれをご紹介いたします。ぜひともこの最下部「4.6 歩行運動のシミュレーション結果」の動画をご参照ください。

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http://www.mathforum.jp/sentan/04digital/lec052.html
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これで見ると、人間の肩幅は、骨盤の幅よりも広く設計されていることがわかった。手が振り子運動をしても腰でぶつからないように人間はうまく出来ている。この上肢における振り子運動ですが、私が独自に考えるに、人間は肩を基点に地上までの長さ、の円運動が基本ではないか。想定するにその長さは成人男性ならばおよそ平均半径140cm±α、×2=直径280±αの円運動となる。
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実際の歩行はそのごく一部を使うわけですね。乗用車の車輪がおよそ直径65cm±α位ですから人間のこの場合は比較すると超巨大車輪です。歩行の振り子運動はその超大きな円の一部で、だいたい歩幅の分だけを振り子運動するわけです。Wストックウォーキングの場合、我々は全身の関節を使って微調整しているのでそれはほぼ水平に前後運動を繰り返すと見ていい。人間工学的には本来それに逆らわないポール・ストックの開発でなくてはならないと考えます。
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そこで私の実験です。いま貴方の上肢、腕をだらりと下げて、そのまま自然に手の平をしっかり握ってください。するとそれが人間の正常な握り拳であり、まさしくポールorストックを握る際のグリップの望ましい角度ですね。つまりグリップ角度は水平を保つことが理想!!!という結論に到達します。この角度ならばどなたも腱鞘炎にはなりません。そのグリップの設計図はこのブログ上部右の図面参照してください、このようなグリップ角度は人間工学的であり、同時にこの設計でストラップの必要性がここに消滅いたします。
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一方、現在のノルディックウォーキングにおけるグリップ角度を検証して見ましょう。ポールorストックはストレートですからその角度を地上から比較して平均60°±30°、つまり直角90°から始まってせいぜい30°までの角度です。上述したように正しく握る角度は水平の0°ですからその格差分手首に優しいはずはない。そこで手の平をパーにしたりストラップ依存の間違ったテクニックが必要になるというわけですね! ストラップは必要の無いものであることがおわかりいただけましたでしょうか?
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このように問題はグリップの角度です。現在のポールorストックは真っ直ぐな一本の棒、スキーストックと同様のストレート設計なのでその弱点をカバーするためメーカーは今日までストラップandグローブの開発に異常なまでの力を入れてきた。もともとがクロスカントリースキーの発想から始まったためにそれが進化発展になると錯覚したのではないか?グリップの角度を水平にさえすれば大きな問題は解決いたします。
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メーカーはノルディックウォーキングがあまりにも素晴らしい運動法であるため、これまでそれに隠れて道を誤ったのだと思います。これからは人間工学に基づいた設計でもっとユーザーフレンドリーなものを開発しなければいけない。私は今後とも各メーカーの取り組みに期待しております。それは世界の人々の健康戦略がメーカーの双肩にかかっているといっても過言ではないからです。
-ウエルネスウォーカー記-
(次回はストック先端の構造・設計につづく)
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♪♪♪振り子運動Wストックノルディックウォーキング!!!
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