2008年6月22日日曜日

№102) シングル1本のノルディック・ストックウォーキングのすすめ



写真:タイガーウッズオフィシャルウエッブサイト日本語版より

ノルディックウォーキングとかストックウォーキング、ポールウォーキングとかスキーウォーキングと呼ばれるものは全部、同じ。みんな両手に持ったWストックで歩くことがあたりまえで、シングルストック1本で歩くことなんぞ誰も考えたことがないですよね。第一、想像することさえしたことないと思いますよ。何故なら世界中で、日本中で、みな一様に「クロスカントリースキーの選手が夏場のトレーニング・・・」という、例の宣伝文句を何度も同じことを繰り返し聞かされている。ので、片手1本などというのはもう理解の外になっているからです、が。

ところが、実は、この片手一本のストックで歩くことも、実際にはとても効果がある歩行法です。具体的には、歩幅が広がり推進力が増加する。下半身だけが疲れない。など運動を生活習慣に取り入れやすくし快く歩くことに通じます。そこでみなさん、試しに散歩でステッキを使って歩く人のことを想像してみてください。あの場合のステッキは、単に身体のバランスを保つ目的のもので、他には装飾品としての役割だけです。ですが、私の場合はノルディック・ストックウォーキング用の、歩行推進力のあるシングル・ストックだということが決定的な違いです。それは、なにも両手に持つダブル・ストックだから効果があるのではなく、シングル1本でもしっかり効果があるのだ。理論的にはWストックから見れば2分の1です。うん、半分ではあります。が、でもね、よくここは心を落ち着けて考えてみて。通常の歩行法におけるストック・ゼロ本よりは、1本多いのだ!!! 

みなさんどうでしょうか? これはまさしく「従来の歩行に比べ有意な歩行法である。」という尺度に完全にあてはまりますよね。そうです、1本のノルディック・ストックウォーキング。それでもそれは立派なストックウォーキングなのであります。この発想の種明かしをすると、私が設計したストックの原型モデルが、実はシングル・ストックであったので、それでこのことを知る立場にあるのです。私はこのストック歩行法のアイディアを1986年(昭和61年)特許庁に申請いたしました。この当時の提出文書には「実施に当っては1本のストックを左右交互に使用することによっても近い効果が得られる」と、その使い方を明記してあります。
[参考:この文書は誰でも閲覧できます。2008年3月8日
№37)1986年に特許出願された「ストック歩行法」を閲覧する方法←をクリック参照]

当時ストック歩行法を考案したという証拠がこの公的機関に提出した文書です。が、またこれにはこうも書いてあります。「ゴルフ場などにおいても利用できると同時に杖(ステッキ)としても使うことができる」。そうです。その当時の私はゴルフもやっていたのですね。下手でしたけど。そういえばゴルフも使うのは1本だけ。持つことが認められているのは全部で14本ですが。それと、あーそうそう、思い出しました。実にいろいろなことがありましたねー。でもそれはまたの機会に・・・♪





♪♪♪ 15本目のクラブウォーキング・ストック!!!






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