アメリカの天才物理学者であるスティーブンウルフラム。彼は理論物理学者で、カリフォルニア工科大学において次にノーベル物理学賞を受賞するとも言われている。一方Wolfram Research社の創業者で最高経営責任者でもあります。今般、その系統の公開フォーラムに、名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻の長谷和徳(はせかずのり)博士(工学)が、デジタルヒューマンデーターからの筋骨格系歩行運動のシミュレーションとしてWEB上でこれを公開されております。ぜひともこの最下部「図4.6 歩行運動のシミュレーション結果」の動画をご参照ください。
http://www.mathforum.jp/sentan/04digital/lec052.html
小生のようなクリエーターとしてのスタンスで歩行を考えている人間にとって、このシミュレーションは実に大きな示唆を与えるものであります。いつのころかもう忘れましたが人間の歩行というものを力学的に見た場合、身体の重力によって慣性力が働き、足を伝わって床反力というもので歩くのだと教わった記憶がただ漠然とあるだけですが、工学研究から見た進化したこのシミュレーションには驚かされ、映像としてのこれを見るだけでいろいろなアイディアが浮かんできます。この手の先にストックをもったらどうなるのか?
長谷和徳博士の研究は以前から注目するものがあって、私のこのブログの2008年1月21日号の「♪ノルディックウォーキングの歩き方♪」にも引用させていただいておりますが、もうだいぶ前に検索で知ったそれとは隔世の感があって、今回これをネットで見つけたときはそのデジタル機能の進化に感動を覚えました次第です。今後我われがこの手の先にストックを持った映像が見られますのはいつの日になりますでしょうか。いづれにしてもノルディック、ストックウォーキングの進化には、愛好者をはじめとして研究各界との協力関係が欠かせないものであり、なによりもスポーツ企業、医療・保健関連との連携、あわせて国や自治体の力も断乎として必要ですね。
http://www.dynamics.mech.nagoya-u.ac.jp/member/hase/synthesis_j.html
我われの社会にノルディック・ストックウォーキングを進展させることが、大きな課題のひとつであると思っておりますので、みなさまのご意見をぜひともたまわりたくお願い申し上げます♪
2008年1月30日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿