2011年4月3日日曜日

杉良太郎、伍代夏子夫妻が炊き出し「明日を信じて」(スポーツ報知)




写真は宮城・石巻市雄勝町の大須小で炊き出しを行った(右から)伍代夏子、杉良太郎、杉の息子の山田純大

 歌手・杉良太郎(66)、伍代夏子(49)夫妻が、震災で甚大な被害を受けた宮城・石巻市雄勝町の大須小学校などで特製カレーなどの炊き出しを行った。

 95年の阪神・淡路大震災、04年の新潟県中越地震でも炊き出し活動を行っている杉は、車両11台、25人のスタッフとともに、1日の朝6時に東京を出発。車中泊をしてこの日、同所にたどり着いた。

 雄勝町は半島にあり、津波で橋や道路が破壊され、支援が行き渡らなかった。この日も同町で自衛隊が行方不明者を捜索していた。特製のニンニク、ショウガたっぷりのカレーを約530人の被災者に振る舞った杉は「(他の震災で)建物が倒れたところは見たことあるけれど、ここは津波でその痕跡すら全部流してしまった。(こんな光景は)初めて」と絶句した。

 伍代は豚汁を担当し、「復興できると明日を信じていきましょう」と訴えた。被災者が喜んだのはガソリンの提供。これには杉も「カレーの方が準備が大変なのに…」と苦笑い。それでも「人間は前に進まないとダメ。精神的に参ることが一番良くない」と約5000食を用意し、3日まで他の避難所も精力的に回る。

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杉良太郎・伍代夏子さん夫妻、石巻で炊き出し(読売新聞)


避難所で炊き出しのカレーを作る杉さん(右端)(2日、石巻市立大須小で)

 俳優の杉良太郎さんが2日、被災者の避難所となっている宮城県石巻市雄勝町大須の市立大須小を訪れ、炊き出しなどの支援活動を行った。

 杉さんは神戸市出身で、実家が阪神大震災で被災して以来、災害の被災者支援に力を入れている。1日から3日間、市内の数か所で、炊き出しや生活必需品を届ける活動を展開。大須小では、夫人で演歌歌手の伍代夏子さんとともにカレーや豚汁をふるまい、避難者が長蛇の列を作った。

 杉さんは「自分にできることは本当に一部だが、被災者の方々に喜んでもらいたかった」と話した。同小に避難している同市雄勝町桑浜、養殖業永沼のり子さん(50)は、「有名な方が来て、避難所も活気づいた」と話していた。
(2011年4月3日10時14分 読売新聞)

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