3月20日 16時13分
福島第一原子力発電所3号機の原子炉の入った格納容器の圧力が上昇しているため、東京電力は、容器内の放射性物質を含む気体を外に放出して圧力を下げる作業を予定していましたが、東京電力福島事務所によりますと、圧力が安定してきたということで、「現在の3号機は直ちに放出が必要な状態ではない。今後、圧力の状態を注意深く見守りたい」と話し、当面の間、放出は行わないことを明らかにしました。
福島第一原子力発電所3号機では、原子炉を冷やすための海水を注入する作業が続けられていますが、20日朝になって原子炉を覆う格納容器の中の圧力が上昇していることを確認したということです。このため、格納容器の破損を防ぐため、放射性物質を含む気体を外部に放出し、圧力を下げる作業を行うことを検討していましたが、東京電力福島事務所によりますと、圧力が安定してきたということで、「現在の3号機は直ちに放出が必要な状態ではない。今後、圧力の状態を注意深く見守りたい」と話し、当面の間、放出は行わないことを明らかにしました。東京電力福島事務所によりますと、現在、福島第一原発で行われている電源の復旧作業は中断しておらず、引き続き、続けているということです。
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