特集 巨大地震
仙台市で復旧作業が続く東北新幹線=三浦邦彦撮影
東日本巨大地震で被害を受けた東北新幹線の復旧工事が23日、仙台市内で報道陣に公開された。JR東日本は、全面復旧には少なくとも1か月以上かかるという見通しを示した。
この日は午前8時から作業員約70人が、ひびが入った高架橋を補修した。付近には脱線した車両が残され、点検作業が行われていた。
同新幹線では、架線の破損や線路の変形など約1100か所で被害を受けた。被害箇所が多く、広範囲に及ぶため、復旧に時間がかかるという。
運休している那須塩原(栃木県)―盛岡間は特に被害が大きい。東京―那須塩原、盛岡―新青森間は運転を再開している。
JR東日本鉄道事業本部の宮下直人副本部長は「想定以上の地震だった。ご迷惑をおかけして申し訳ないが、早期の復旧を目指す」と話した。
(2011年3月23日12時06分 読売新聞)
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