先週の2010年3月10日、国立オリンピック記念森林公園において、北京ノルディックウォーキングによる初回オリエンテーリングが行われた。それは中国国家体育総局・越野行走推進センターによって開催され、エクセルとの合弁組織・現地法人のホームページにその様子が上梓されています。
この写真を見るに、北京・越野行走推進センター主任コーチである姚新新先生みずから市民に説明をしている姿が認められる。今回オリエンテーリングを採用したのがこのイベントの新しい内容である。この季節、主催者が多くの市民が参加するよう、企画にも工夫が必要ということで、関係者が奮闘している様子が伺えます。
中国の越野行走は人民の健康を守るいわば国家政策です。でもやはり舗装道路におけるストックの使い勝手ははなはだ悪そうです。この公園には草地もある様子ですが、公園側関係者にとっては大勢がストックで草地を突き刺し歩くという行為は、けっして歓迎できるものではないだろう。歩き方はゴムチップスを装着し、そのため弱々しい歩き方にならざるをえません。(ストックの角度を見て歩行推進力が確保できていないことが確認できる。)
越野行走が北京でも苦戦している原因は季節だけの問題ではなく、舗装道路におけるストックの使い勝手が悪い、という我々と共通の問題がある。ヨーロッパだけは舗装道路を突き刺すことが認められるが、中国、韓国、日本、そして安全基準にうるさい北米などは、舗装道路を突き刺す行為は、一般市民の反感を買う行為なのでご法度である。
ヨーロッパでは既にメジャーな市民スポーツになっているが、中国、韓国、日本、北米では未だにマイナーな存在で関係者はどこも苦戦続きなのだ。これまでこのブログにて検証してきたごとく、舗装道路において推進力を発揮できるストックに進化させることが、なによりもこの問題の解決策なのである。
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