シュメルツ(SCHMELZ)のロゴマーク
ドイツ中西部のザール地方にシュメルツ(SCHMELZ)という街があります。
ザール地方といえば石炭産業や製鉄業で知られ、街のロゴマークもそれを表しているようだ。人工衛星でシュメルツ(SCHMELZ)市全体を見ると、もっぱら田園風景や森が広がっていて、人口は17,307人(31 December 2006)とのこと。
http://www.schmelz.de/schmelz/Natur_und_Kultur/Nordic_Walking/Nordic_Walking.php?navanchor=2410006
「コミュニティー・シュメルツ(GEMEINDE SCHMELZ)」という市のホームページにはノルディックウォーキングのサイトがあり、市民の運動レベルも軽い(青)・普通(赤)・重い(黒)の三段階(約4・6・9各km)に分け、それを識別できるようコースに色でわかりやすく道順が表示してある。さらにノルディックウォーキングのウォーミングアップと基本テクニック、クールダウン方法がわかりやすく図で各地に表示されている徹底ぶり。このトレイルには唸りますううううっ~うれしっいぞ!!!
特別なこの街のノルディックウォーキング公園は三ヶ所設けてあリ、地図と写真と駐車場がそれぞれ丁寧に案内されています。コースは単に3コースではなく高低差も配慮して選び、それをわかりやすく図に表していますね。このようなノルディックウォーキング・トレイル施設にたいするその力の入れよう、なみなみならぬものがありほんとうに驚かされますね♪
率先者であるシュメルツ市長のアルミンエマニュエルさんも気軽に参加されている様子。ちなみにこのノルディックウォーキング公園のひとつにガルベンブルグ(Galgenberg)というのがありますがこれは「絞首台山」というびっくりするような地名で、しかし同じものはドイツ全域に数百あって、日本で言えば鈴ヶ森とか小塚原のような全国各地にある「刑場跡」みたいなものじゃないですかネ?
シュメルツ市長のアルミンエマニュエルさん写真(右から二人目)
とにもかくにもこのように舗装されない道によるノルディックウォーキング専用コースは、ストック(ポール)先端でどんなに鋭く地面を突き刺し歩きしてもOKです。日本では北海道の大滝国際ノルディックウォーキング・コースが知られていますが、このように自治体による公共事業・インフラ整備は、ノルディックウォーキングのムーブメントには決定打になりましょう。
なぜなら現状のアスファルトパットを使った舗装道路のノルディックウォーキングの場合は、強い推進力に不足するため、目的の運動効果が得られないからです。
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なんでもこのノルディックウォーキング公園の入場料と寄付金で、さまざまなボランティア活動が活発に行われ、がん治療や障害者に対する支援が施され、例えば精神的物理的に困難な障害を持つフレデリックシュバイツァー君に、トルコでイルカ療法を実行し、本人および家族に感謝されている、というような記事も載っています。
❤このようにノルディックウォーキングというムーブメントを基点に、市民の健康増進を計る。そればかりではなく街おこしのお手本のようなイベントが小さな自治体でもドイツで展開されている様子が、このホームページからうかがえますネ❤
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