2009年3月5日木曜日

№171) ピッケルから進化したトレッキングポール


写真はウイキペディアのピッケル

.

僕の若いころは、といってももう半世紀も前のことですが、当時の登山愛好家たちが手に持つ長いものといえばそれはもっぱらピッケル*でしたネ それがいわばその時代に流行った登山家のスタイルだったのです。まれにスキーストックをキスリングに差し込んでいる人もいて、その場合は深雪の稜線を縦走するときに威力を発揮していたものです。

ピッケルは夏山でも持って行き雪渓をグリセードするときに使う。スピード感あふれるこれが実に爽快というか痛快なものでしてネまた急斜面で滑落したときを想定し夏山でも訓練としてピッケルで滑落停止する練習を積んだ。そんなわけでこの私も春夏秋冬アルピニストを気取っていつも手放さなかった。そのころはピッケルが登山者のステータス・シンボルだったのです。

それはまるで昨日の出来事のように想い出します今もおいらの寝室には当時のピッケルが壁に飾ってあります


.

いま登山愛好家の間で流行っているのは登山ストックまたの名をトレッキングポール。とくに日本百名山ブーム以降は猫も杓子もこのトレッキングポールを持って歩く、ないしはザックにさし歩いておりますね。このスポーツギアのブームは結構大きいものだった、いわばベストセラーだったんですヨこれがピッケルに代わって現代登山愛好家たちのステータス・シンボルとなっています。つまり、ピッケルから進化し多様化して近代登山に適応したもの、それがトレッキングポールもしくは登山ストックなんです。この進化の詳しいことは別の機会に書き込みいたしますがいまでもアウトドアショップには専用コーナーが設けられ、登山愛好家の必須アイテムでありどの会社も製造するようになってロングセラー商品になっていますネ

.

このトレッキングポール、ベテランの登山家なら扱い方は永年の経験で習得します。が、中高年になってからいきなり登山ブームに飛び込んだ層の中にはこのトレッキングポールの扱い方を知らない人が多い。というわけで本日はこのトレッキングポールの取り扱い方法を動画映像で勉強してみることにいたしましょう。ご紹介申し上げますYouTubeは、関西方面で多くのお店を開店している登山アウトドアグッズ販売の株式会社アシーズさんが登録されたものですネ

.

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=Sl9w4cWvcOE


ノルディックウォーキング愛好家の皆さんも使っているストック&ポールの先輩がこのトレッキングポールもしくはストック。つまり先輩格にあたります。これから進化する上で何かのヒントになるといいですね!!!しかもストック歩行というジャンルはこのトレッキングポールもお仲間です!!!

.

*************************

.

*ピッケル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ピッケルは、積雪期の登山に使うつるはしのような形の道具。語源はドイツ語の"Eispickel"。英語では"ice axe"と呼ばれる。


その用途は幅広く、氷雪の斜面で足がかりを作るのに用いるほか、確保の支点(ビレイピン)、滑落時の滑落停止、グリセード時の制動及び姿勢の維持、アイスクライミング時の手掛かり[1]、杖代わり、時には雪上でテントのペグとして使ったりもする。


山岳地帯での縦走用には柄が真っ直ぐで比較的長い60-70cm程度のものが用いられるが、氷壁などの突破用には30-40cm程度と短めのものが用いられる。氷壁用のものは、オーバーハングしている局面を考えて柄がカーブしているものもある。


かつて近世-戦前程度には杖としての使用局面が多かったらしく100cm程度あったが、現在はストック[2]を別に用意することも多く、シビアな局面だけで利用されることが増えたため短めのデザインとなっている。

0 件のコメント: