2008年6月5日木曜日

№94)ノルディックストック・ウォーキングスタイルの研究


               ウエルネスウォーカー/設計図面

私はYouTubeなどで世界中のウォーキング・スタイルを覗き見しながら、望ましいノルディックストックウォーキングの歩き方、あるべきそのスタイルを追求しております。が、これが簡単にはなかなか見つからない。それもそのはずです。現在市販されているところのストック&ポール自体に私ははなはだ不満足なのでそりゃ見つかるわけはないのです。でも、それに近いものは確実に増えてきているのですよね。つまるところそれはストック&ポールも歩くスタイルも、このブログにて書き込みしてまいりましたように実を申せば日々私の持論に近づいてきているのですよ。これはノルディックウォーキング・ストックウォーキングの進化にとってもたいへんに喜ばしい傾向です。

そこで今回は私の理想とするウォーキング・スタイルをテーマに書き込みさせていただきます。上記の図左右を比較願います。何度も引用しますがこの図は私自身が設計したストックの図面です。が、歩いている左右どちらのストックも、地面を突いている位置が、後ろ足のさらに後方ですね。これが極めて重要なポイントのひとつです。推進力を求める場合、ストックを突く位置は如何なるときもできるだけ後方に突くのが理想です。でもまさか身長より遥かに遠かったら他人に迷惑ですから、妥協できるのが後ろ足の一歩半歩後、もう片方が半歩後方。(図面より後方)もちろんこれはストック先端に強力な摩擦力がないとアスファルトでは滑ってしまいます。したがって市販のストックではこれが実際には試すことができない。が、草土&砂浜ならば突き刺さりますから出来ます、OKですよね。ではこれをYouTubeから探して検証してみましょう。

http://jp.youtube.com/watch?v=Jydm8f2imhs

これはインストラクターが指導していて、まぁーまぁーの歩き方ですがストックをもう少し後ろに突けばもっと楽に推進力が得られる。同時に胸をはった綺麗な姿勢に改善出来るのですけれどもね。ま、とにかくこれでなんとか推進力は強化された歩き方になっています。さらにここで重要なポイントを皆様に申し上げたい。この映像は重心が上下運動していて無駄な動きを伴っているということです。
このことは複数以上が歩いたときに比較するとそれが良くわかります。次の映像がそれを証明するので参考にしてください。

http://jp.youtube.com/user/riccard3

この上下運動はストックが真っ直ぐなために起こる。私の上述図面はグリップが水平を保っていてシャフトとは角度を変えてある。この設計によれば上下運動はなくなり解消します。つまり、斜め下に突くから身体が上下するのであって、水平に突けば上下運動は起きない。これが作用反作用の法則ですね。これは初心者もベテランも同じです。ところがベテランになると肩・肘・手首の各関節でそれを吸収して上下運動を避けるテクニックが身に付く。だがその場合、見た目には上下運動がないように見えますがそれはただ下肢中心に歩いているのであって、ストックからの推進力は得られていない。つまり、ストックで推進力を得ているのでなく単にごまかして歩いているだけなのですよね。綺麗な映像を撮るために。そのごまかした映像が次の演技。

http://jp.youtube.com/watch?v=GUlAuZFsW7M

これはちょっと古いデモフィルムですが、最後に手をパーに開くこのテクニック。さすがに最近ではもう見られなくなっています。上下運動がないよう見えますがやはりどこか不自然で無理があるのですよねこの動きは。第一、一歩ごとにパー・グーを繰り返していては腱鞘炎になってしまうのではないか。事実、ヨーロパでは上肢に傷害が多くなっているというインストラクターの書き込みも見られます。これはグリップを水平にすれば解消できるし、おまけに上下運動も避けられるのですから早くストックのグリップを水平にして進化してほしいと私は願っています。

それではこの辺で明るくテンポのいいリズムに乗って、皆さんが楽しんでいる映像を。

http://jp.youtube.com/watch?v=K1BCLf6-i6c

うん。このストックはTSL社の新型ストック。いや、バットンですね!!! 硬い舗装道路でも摩擦力があって推進力があることが認められます。この場所はオランダですかね。

http://jp.youtube.com/watch?v=mTMSLlDZfJ0

これもTSL社のバットンです。ここではTSL社が席巻しているのでしょうか?こんど調べておきますが、この映像のスタートから三十秒ピッタリでストップモーションするとバットン先端にその特徴があってそれを証明できます。バスを何台も連ねて皆さん楽しそうですね。この後にこのツアーは海岸の砂浜・砂丘をたっぷりと楽しむことでしょう。砂なら申し分なく摩擦力は最大です。
この場所はやはりオランダでAMERAND、オランダの北部海岸沖西フリジア諸島のうちの1つです。
もしかして美味しいものとビール特大ジョッキが皆を待ってるんですかね?





♪♪♪ 
推進力ノルディック・ストックウォーキング!!!











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