マルコ・カンタネバ(Marko Kantaneva )は、フィンランドにおいてSauvakävely(サウヴァカヴェリュ)=ノルディックウォーキングという言葉、つまりは造語を最初に考え出し、1997年その運動理論を初めて発表した人物である。そのオリジナルな彼の論文が契機になって、エクセル社がそれに注目し、マルコを軸にストックの改良・進化が生まれ、商品化が進んだ。そのことが初めにあって、その結果として各国における展開が計られ、INWA組織設立とともにそれが世界中に発信されることとなったのであります。
今般、この件に関するその詳細な経緯を、私はマルコ・カンタネバ本人のブログで知り、そのオリジナル著作権が彼にある事実に大変驚き、ここに改めてマルコ・カンタネバに敬意を表させていただきます。❤(↓ №274~№275参照)
http://jiro-murakumo.blogspot.com/2010/11/274.html
http://jiro-murakumo.blogspot.com/2010/11/275-2.html
このSauvakävely発祥国であるフィンランドでさえも、今日までこのマルコ・カンタネバの活躍と存在は、どういうわけか意図的に外され続けました。その理由はともかくとして、今後フィンランドはもちろんのこと、マルコ自身の発信により世界中にこの内実が流布され、今後はSauvakävelyの歴史が書き改められることに、私ウエルネスウォーカーは疑いを持ちません♪
一方、このようにSauvakävely発祥地フィンランドにて無視され続けながらも、マルコ自身のこれまでの活動経歴は実に豪快であります。天性のその恵まれた体躯と若さをもってして世界中を駆け巡り、ノルディックウォーキング親善大使として活躍しました。それはオーストラリア・クロアチア・カナダ・エストニア・イタリー・ポーランド・スペイン・イギリスなどの各国にわたり、ノルディックウォーキング伝道のための組織を、創始者としての情熱と迫力をもって、実に精力的活動をして来たのであります。
http://www.poleabout.com/
同時に彼はポールアバウト(poleabout)という商品名で、インターナショナルにグローバライゼーションを駆使してビジネス展開をし、今後自らがアフリカやブラジルにも活動を広げようという、大胆な方向性をもウエッブにて呼びかけています。
http://www.markokantaneva.com/
Sauvakävely(サウヴァカヴェリュ)=ノルディックウォーキング理論におけるマルコ・カンタネバの確信するテクニックも、また実に明快であります。それは言葉で解説するより、ビディオ映像を観ることによって、我々は誰でもいつでも簡単如実に知ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=8e7SvftztRg&feature=related
(4分12秒)
このような動画映像と彼のキャラクターは、他のメーカーではけっして真似をすることができないものである。クロスカントリー・スキーで鍛えた立派な体躯を持つアスリート、マルコ・カンタネバならではこその、それがポールアバウト最大の特徴であり、このような動画が彼のブランドをアピールする中核となっているのであります。
http://wn.com/Original_Nordic_walker_Marko_Kantaneva_shows_Original_Nordic_walking_technique_since_1997
(4分12秒)
しかしながらこの理論とテクニック&ストックの設計は、ストラップを駆使するエクセル社&レキ社などのヨーロッパ仕様と、ほとんど同一のものであって、実はアスファルトにおいて厚いゴムチップスを装着すると、その場合先端が路面を滑って推進力が得られないという矛盾があり、一般の人々にとっては甚だ使い勝手が悪い。
ところがゴムチップスから露出させてアスファルトを突き刺す設計の、薄く柔らかいゴムチップス・タイプであれば、辛うじて舗装路面を突き刺し推進力自体は得られる。しかしながらそのような危険なものを市街地で使うことは許されず、道義的・商道徳的規範に悖るものです。したがっていわゆる正確な言葉としての「ノルディックウォーキング」を実施する際には、草地・砂地(ダート)のような、非舗装道路という条件下でのみ有効、というのがヨーロッパ仕様の実態です。
我々がここで注意しなければならないのは、動画映像にあるような舗装道路でノルディックウォーキングを実施するには、不適応な設計・構造であるにも関わらず、鍛錬を積み重ねた強靭な体力と柔軟性ある関節を持ったアスリートの、アスファルト路面上における手品のごときデモストレーション映像を見て、あたかもそれが一般人にも適応可能なものという、錯覚と誤解を招きやすいことに我々は注意を傾ける必要があります!!!
-つづく-
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