写真:使い勝手が悪く不便なアスファルトパット
本日はストック歩行に関する歴史、その進化を振り返ってみます。世にあるいわゆる「ノルディックウォーキングの歴史」というものは、確たる証拠が明らかにされておらず、それはメーカーや発祥国側作成の、自分に都合のよい後だしジャンケンのような、ビジネス目的の単なる伝聞に過ぎません。いみじくもあらゆる歴史とか起源というものは、根拠ある客観的な証拠に基づき証明されたものでなければならない。私ウエルネスウォーカーの場合、日本国特許庁保管による出願文書をたどって見ることと致します。
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「ストック歩行法」の原点というべきものは、過日2010年8月10日火曜日に「№258) 昭和61年(1986)初めて我が国日本で考案された「ストック歩行法」とは? 」ですでに明らかに致しました。これこそが原点であります♪
【発明の名称】ストックで歩行力を増進する運動法
【出願日】昭61(1986)10月15日
【公開番号】昭63-97179
【公開日】昭和63(1988)4月27日
http://jiro-murakumo.blogspot.com/2010/08/258-611986.html
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そしてその8年後に「運動用具」という名称で特許出願がなされ、この文書の中には「先端部に少なくとも1方向に回動可能に設置された接地部材とを有する運動用具 」とあって、これはとりもなおさず「車輪」装着を意味する特許出願内容となっています。その意味で「車輪」装着という決定的な進化が認められる出願文書といえるでありましょう♪
【発明の名称】運動用具
【出願日】平成6年(1994)9月27日
【公開番号】特許公開平8-89598
【公開日】平成8年(1996)4月9日
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_search.cgi?STYLE=login&sTime=1232161935541
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すると[簡易表示]のページが出る。この出願の詳細内容を閲覧するには、
最下段にある→[表示中の実用新案の詳細表示画面を表示する]←ボタンをクリックし、出願内容全てが閲覧できる。
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さらにその13年後に「ノルディックウォーキング用ストック」という名称で、図面にも車輪を装着し、かつシャフトの角度を進行方向に折り曲げた実用新案が出願されました。これは「ストック歩行」からみて実に21年後のことであります。これにて「車輪」装着だけでは解決できなかった強・床反力獲得が可能になったのであります♪
【考案の名称】ノルディックウォーキング用ストック
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【登録日】平成19年9月12日(2007.9.12)
【発行日】平成19年10月4日(2007.10.4)
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_search.cgi?STYLE=login&sTime=1232161935541
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すると[簡易表示]のページが出る。この出願の詳細内容を閲覧するには、
最下段にある→[表示中の実用新案の詳細表示画面を表示する]←ボタンをクリックし、出願内容全てが閲覧できる。
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これらの出願文書は逐一公開公報として世界に開放されております。各国がそれにならって類似した考案が可能ですが、なんと「ストック歩行法」が特許出願されてから今年で24年目となり、来年で四半世紀を向かえることとなります。そろそろ、ノルディック・ストックウォーキング愛好家が望んでいる、強力な推進力のある、使い勝手がよくて環境に優しい、万能型ポール&ストックを、本格商品化プロジェクトの形で発進されることが望まれますネ♪
写真:環境に悪い金属爪(LEKI社製)
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