2009年11月23日月曜日

ナンバー214)  二足歩行研究はロボット開発に欠かせない♪



ホンダ・アシモ(HONDA/ASIMO)の開発は1986年、当初は人の直立二足歩行研究から始まった。いまや世界中の科学者が取り組んでいるが、その研究成果は広くさまざまな産業分野に応用されつつある。

http://www.youtube.com/watch?v=IS1npwi0KHA

http://www.youtube.com/watch?v=YPoANTKo5kA


             ウォーキング・アシスト

http://www.honda.co.jp/ASIMO/assist/rhythm/index.html


↑このようなウォーキングそのものに対する応用開発は、現在は主に運動負荷軽減を目的とするが、同時にこのテクノロジーは運動負荷増進を目的にすることも瞬時に可能である。この直立二足歩行研究が、直立四足歩行研究へと選択され、人々の健康増進に貢献されることを、全世界のノルディックウォーキング・ポールウォーキング・ストックウォーキング愛好者とともに、私Wellness Walkerも心からその開発を願っている


つづく  クリック

2009年11月24日火曜日
歩行用ストック研究“進化”(Evolution )の流れ



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2009年11月21日土曜日

ナンバー213) Nordic Pole Walking is Quadruped Walking (four-footed ) , as Homo sapiens of standing upright.

ノルディック・ストックウォーキングは、人間が行う直立四足歩行”のことである。


YouTube二足歩行シミュレーション←クリック二足歩行の研究


直立四足歩行の観察

この新しいストックウォーキング方法は、市民スポーツとして多くの人々の間で親しまれ世界中に広がった。それはあらゆる階層のための生涯スポーツである。この運動法は同時に高度文明がもたらした運動不足病や、さまざまなかたちでの生活習慣病に対する解決策で、心身をバランスよく健康にする21世紀型運動プログラムであって、これまでにない多くの戦略的特性を備えている。

この運動の特徴は、上肢にWストックを使う直立四足歩行“ストック歩行”である。

通常のウォーキングが二足に比べ+2=四足歩行であるから、全ての面で運動効果が優る。これはシングルストックでも充分に運動効果を発揮することが出来、それは2足+1=3足歩行効果である。ウォーキングと同じくアウトドアを特徴とするが、インドアであっても運動習慣が求められ、且つウォーキングよりスポーツ性に富んだものである。したがってこれまでのウォーキング大系を飛躍的に発展させる。


上肢にストックを使い、それを歩行推進力に置き換えるということは、人間がかつて経験したことのない“直立四足歩行”であるから、それには哺乳動物の四足歩行を観察する必要がある。この場合馬や犬猫と同じ四足歩行であるが、その哺乳動物の歩き方と人間との両者には決定的な違いがあって、人の両上肢が動物の場合の両後足に相当し、人間の両下肢は動物の場合の両前足に該当するということである。つまり動物の場合の四足歩行と人間の四足歩行では、運動機能の面から観察すると“前後逆転現象”というものが見られる。


その“前後逆転”現象は、Wストックが約45度の角度で身体後方に伸びているからに他ならないが、下肢より上肢の力が身体後方になることで、動物の両後足と同じく人間の両上肢は推進力に重点を置くところとなっている。もちろんこれは人間の意志で、強弱が調整できるものであることは言うまでもない。また動物の両前足は方向性と制動力”を主につかさどっていると考えられるが、人間の場合も“直立四足歩行”の両下肢は、もっぱら“方向性と制動力”の機能をつかさどる。また関節の曲がり方も動物とは形状の位置関係で“前後逆転現象”が見られ、これは直立四足歩行”の方がより安全な歩行運動となることを証明している。

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追伸:直立四足歩行は、ストックに義足の役割を持たすということでもある。義足であるからには工学的な義足研究と哺乳類の四足歩行というもの双方の研究が必要だと思う。でも、二足歩行の研究自体がまだ充分に明らかになっていないのではないでしょうか、そうなると三方向ですかね。

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書き込みしている自分がなんだか可笑しくなってしまいました・・・

Wellness Walker




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2009年11月19日木曜日

ナンバー212)フィットネス機器の嵐


テレビもデジタル化によって多チャンネルとなり、ケーブルTVなんぞは何百というチャンネル数になっている。目立つのはフィットネス機器のコマーシャルである。以前は、ノルディックウォーキングに似た動作を室内で歩く、ウォーキングマシーンが長くしつこくつづいていましたネ♪ 幾千万の人々がこの手のフィットネス機器の嵐にどんなに溺れ遭難したことか!!!


その次には低周波のバイブレーションでダイエットする機器。それからブートキャンプ=激しいエアロビック体操のDVD販売に変わり、今はまたウォーキングマシーンで、有名な元マラソンランナーが出演し、ソファーに座りながら楽珍な運動をするウォーキングマシーン。さも科学的にその運動効果が証明されているとばかりにデーターを示し奨める。これからもその繰り返しがTVショッピングでダラダラつづくと思う。

http://www.inwa-nordicwalking.com/Partner/Gymstick/tabid/285/language/de-DE/Default.aspx

私がここで言いたいことは、アウトドアこそが人間にとって必要な運動の場であって、インドアというフィールドはあくまでもそれを補完するためのものである、ということだ。というのは、過日国際ノルディックウォーキング連盟INWAが、ジムスティック社とパートナー契約締結の報道を見て、ちょっとこれはまた路線の誤りを犯していると思ったからに他ならない。

http://www.gymstick.net/

今日までのエクセル社の失敗は、市街地歩行の場合に弱々しく歩かざるをえなかった、ストック&ポールそのものにある。しかしながらこれからのINWAは、ジムスティックというインドアー対応型のストック&ポール選択によって、今日までの市街地における弱点を克服しようという戦略である。世界規模のノルディックウォーカーに影響を与える機関として、このような選択がはたして正しい方向性と言えるのであろうか!!!その財力に負けたのではないか

http://jiro-murakumo.blogspot.com/2008/07/110i-inspect-gymstick-nordic-walking.html

http://httpjiro-murakumo.blogspot.com/2009/09/blog-post_3825.html

ここで以前このジムスティックを検証した私ウエルネスウォーカーの書き込みと、金属爪に関する兄弟ブログ「ストック歩行の進化」への書き込みを、恥ずかしながら本日は再度ごらんいただきたいとご案内存じ上げます

念のためにここでお断りしておきますがノルディックウォーキングは真に素晴らしいスポーツであり、データーも信用できます。ただし、それはあくまでも金属爪を使った場合、あるいはゴムパット使用でも競技場トラックを使った場合であって、舗装道路&アスファルト/市街地におけるゴムパットは、金属爪と同じ運動効果はけっして求められない。









Wellness Walker













私がここで書き込む内容は、あくまでもメーカーに対するものです。その目的はノディックウォーキング・ポールウォーキング・ストックウォーキング発展のためであります。プレイヤーはじめインストラクターの先生方、運営関係者、専門家各位に対するものではけっしてありません。これからも連帯してこの素晴らしい運動プログラムをともに推し進めていきたいと考えております。この段誤解のなきようなにとぞよろしくお願い申し上げます。

Wellness Walker



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2009年11月18日水曜日




オランダからのニュースをぜひご覧ください♪

 クリック
   

httpjiro-murakumo.blogspot.com/2009/11/inwa.html




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2009年11月16日月曜日

ナンバー211)新しい緩衝装置(サスペッション・チップ)への“進化”?


フィンランド発ヨーロッパ型のノルディックウォーキングは、ストック(ポール)先端の金属爪で、鋭く路面を突き刺すスポーツである。したがい路面をグサリと突き刺す瞬間の衝撃、そのショックが、手掌のみならず上肢全体に伝わり、それが各骨格筋系統にさまざまな障害を発生させる。草地や砂地では深く刺さるのでまったく問題なしだが、特にアスファルトとか砂利道における衝撃は非常に激しいものがある。その事はいままでこのブログにて検証してきたものでありますが、各メーカーはことさらそのことに触れないようにしている。而してそれをいま一度確認しておきます。

Video:639(コマーシャルは割愛できませんので悪しからず

  ↓クリック

http://www.wunderweib.de/fitundgesund/fitnessvideos/video-987304-fitnessvideos/Video-Nordic-Walking.html

我々の街では、アスファルト道路をこの金属爪で突き刺して歩くことはなく、そのときのショックを問題にする人は誰一人いない。が、ヨーロッパの人々にすれば、アスファルトでしっかりストックを固定しなければならないわけで、この衝撃からの解決法が先決であって、彼らにしてみればそれはとても深刻な問題なのだ。昨年、カルフ(Karhu)社に買い取られたエクセルスポーツも、新会社でもそのブランド名を守るべく、この課題に対し引き続き進化”?を遂げている。ライバルとの厳しい競争に打ち勝つには継続的な技術革新が重要であり、ストック(ポール)におけるこの課題でも進化”?発展するしか他に道はないのである。

http://www.sport-tiedje.co.uk/exel/zubehoer/suspensiontip.htm

Exel Suspension Tip (pair)

Item No. M-PSC0085

Price: 13,90 GBP

The Exel Suspension Tip is a spring borne hard metal tip which can be easily fixed over the Exel Quick Lock System. The Exel Suspension Tip offers a comfortable nordic walking with optimal grip on the ground thanks to its suspension.

In stock!

suitable for all Exel poles with Quick Lock System

bent and spring borne hard metal tip

secure grip on forest tracks and country roads

secure grip on icy surfaces

delivery: one pair

今後は、レキ社・スウイックス社など、ヨーロッパメーカー各社も、新しい緩衝装置で続々と同じような方向にモデルチェンジしていくだろう。そのようなところに開発経費をかけているのを見るとき、このヨーロッパにおけるノルディックウォーキングというものが、わが国の方向性とますますかけ離れていくように見えてならない。たしかに、一方で雪が減少する世界的傾向の中で、スキー・スポーツに取って代わるところのノルディック・ウォーキングに、これからは依拠していかなければならないという戦略だと私は見る。

したがって、ヨーロッパ勢は、アスファルトを突き刺すことをこれからもあきらめるわけにはいかないのかもしれない。他方で、ストラップに依存する方向性も、市街地でははなはだしく危険である。

我が国はこのようなフィンランド発ヨーロッパ型のノルディック・ウォーキングではなく、アジア・北米型のストック・ウォーキング、ポールウォーキングの、独自な方向性を考え、市街地中心の健康プログラムとして歩んで行かねばならないと思う♪ 

-ウエルネスウォーカー-


<参考>

新会社:エクセルスポーツ・ホームページ(リニューアル)

http://exelsportsbrands.de/exelweb/site/index.php

***引用(赤字は筆者による)*****

UNTERNEHMEN ESB steht fExel Sports Brands und soll den Ursprung der ehemaligen Sport Division der Exel GmbH als Carbon-/Composite-Spezialist unterstreichen und der neuen Ausrichtung als Vertriebsorganisation mit umfassendem Produkt- und Markenportfolio gerecht werden.

Neben Exel, Karhu, Yoko und Bama ergzt nun die Textilmarke Rukka das Markenportfolio der ESB Sport GmbH mit Sitz im oberbayrischen Stephanskirchen.

Bei weiteren Fragen zum Unternehmen oder zur Firmenhistorie knen Sie sich gerne an

ESB Sport GmbH

Hofmlstrae 34

D - 83071 Stephanskirchen

Email: marketing@esb-sport.de

wenden.

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END

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2009年11月11日水曜日

№210) エクセルスポーツ(EXEL)を買収したカルフ(KARHU)社動向について





昨年、エクセル社は、経営難にともない伝統ある屋外スポーツ部門を切り離し、すべてをカルフ社(フィンランド)に売却した。海外展開のエクセル現地法人も、中国はじめそれぞれの国で売却した様子。そこで気になるのがスポーツ本体を買収し、経営権と特許権を取得したカルフ社の動向である。

なぜならば、エクセルスポーツは、INWA=ノルディックウォーキング国際連盟組織を運営し、もって世界各地にノルディックウォーキング協会の組織作りと、テクニック、インストラクター養成などを指導し、国際的上部組織の役割を果たしてきたからであります。今回そのオーナーがカルフ社となったからには、これからのノルディックウォーキングの方向性にきわめて大きな影響を来たすでありましょう。

一方、分割で残されたエクセル社は、素材産業のみに特化し社名を引き継ぎ、健全経営を目指し地道に努力しているので、ノルディックウォーキングならびにスキーなどのアウトドアースポーツには疎遠となっている。(下記:アニュアルリポート参照)したがって、今後このEXELという社名さえもカルフ社はいつまで使うのか気になるところでもある。が、もっとも気になるのはINWAの帰趨である。いまのところINWAホームページに見る限り、そこには関連する目立つ記事は認められない、これも私はちょっとどうかと思いますが、内部では毎日喧々諤々ではないでしょうか?これからのINWAに注目ですネ


しかしながらいまここに、カルフ社作成のノルディックウォーキングに関するpdfがある。これを見て、カルフ社がいまのところどのように考えノルディックウォーキングをどう捉えているか、その参考資料になればと、本日はこれを皆様にご紹介申し上げます。



KARHU社:ノルディックウォーキングpdf


http://ewendts.k0v.de/kunde//kunde/common/data/wendt/pix/nordicwalking.pdf




EXEL社(素材部門):アニュアルリポート


http://web.lib.hse.fi/FI/yrityspalvelin/pdf/2008/Eexel2008.pdf




関連記事(ストック歩行の進化/兄弟ブログ):


http://httpjiro-murakumo.blogspot.com/2009/11/blog-post_09.html




私ウエルネスウォーカーの評価は、カルフ社のこのpdfは、ノルディックウォーキングに関して言えば、はなはだ初歩的な段階と受け止めざるをえません。カルフ社の経営陣ならびに開発スタッフが、この拙ブログ[進化するノルディック・ストックウォーキング]にて提案しているアスファルト戦略の内容を、ぜひとも検討してくださることを切に望むものであります





<参考>










http://karhuskico.com/





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2009年11月6日金曜日

№209) オーストラリア━ノルディク・アカデミードットコム━ご紹介
















オーストラリア全土をターゲットに、ノルディックウォーキングのインストラクター養成機関として、「ノルディク・アカデミードットコム」の活動が、インターネットで公開されています。僭越ですがこの組織の几帳面さが、すっ素晴らしい!!! 本日はこれをご紹介申し上げながら、私ウエルネスウォーカーの寸評をも書き込みさせていただきます

www.nordicacademy.com.au

申し上げるまでもなくとにかくもこのホームページをご覧になれば、ネットを使った内容、その充実ぶりが一目瞭然ですネ もちろん、実際にこの講習を受けなければ資格を獲得できないわけですが、でもウエッブの映像とその文書で初歩的な知識は十分読み取ることが出来る。それが一般の方には大変オープンな方法であり、ノルディックウォーキングというものがとてもわかりやすいのだ。こういう展開こそこれからのインストラクター養成機関に必須なコンテンツなのではないか

私がここで着目するのは、なんといってもフィールドの選択、市街地におけるストック(ポール)先端の部品選択、ならびにテクニックの問題です。冒頭のポスターで見るかぎりですが、アスファルトパットは選択していませんネ 市街地を背景としてもあくまでも金属爪で突き刺しながら歩いている。このように割り切った考え方はむしろすっきりするのではないでしょうかこれまで見てきたストック(ポール)メーカー各社のホームページや写真は、市街地アスファルトでゴムパットを装着する説明があって、それが金属爪を使ったと同じ運動効果が求められる、そのような錯覚を引き起こすものが多々ありましたからね

***

ここでいささか専門的な話で恐縮ですが、ネットのみならずメディアに流れる情報は、データが確認されることもなく間違ったイメージを与えます。アスファルトパットを装着した写真があって、他方で金属爪で歩いた運動効果のデーターを示されれば、あたかも草原を歩いたのと同じ運動効果が、アスファルトでも同じようにあると。それはだれでも錯覚するというものです。実際にはそのようなことはけっしてない。が、これはメディアの責任ではなく、もちろんプレーヤーの責任でもインストラクターの責任でもない。あげて説明責任はメーカーにあります。このような悪しき影響は、結局プレイヤーの失望を買いこのムーブメントを後退させることにつながる。と、私ウエルネスウォーカーは憂いております!!! これからはそういう不正確なことがあってはならないと思うのです。

***

で、話を戻します。この「ノルディク・アカデミードットコム」の映像は、同時にYouTubeでも登録されています。私も大滝国際ノルディックウォーキングコースで、20046INWAインターナショナルコーチ高橋直博さんの歩き方を見、二泊三日の講習を受け、実習を得て私自身もインストラクターの資格を取得しています。(その際は大滝地区の皆様ありがとうございました♪)ですからこのオーストラリア国際ノルディックアカディミーのパトリック・バーツシャーさん(ナショナルトレーナー)の映像は、曲り間違うことなく正しい本来のノルディックウォーキングであることがこの私にも確認できます。

以下に、そのなかの10種目のストック歩行につきまして、私なりに翻訳させていただきます。みなさま、どうかよろしかったら何かの参考にお役立てくださいまし♪(上段英文下段ウエルネスウォーカー和訳)。

**以下YouTube画面参照**************

http://www.youtube.com/watch?v=gZ_K6p_zUdA


<イントロダクション>

Correct Nordic Walking and its Sports Training Variations

presented by Nordic Academy International

with Patrick Burtscher National Trainer

正しいノルディックウォーキングとそのスポーツ・トレーニング方法

国際ノルディックアカディミーのパトリック・バーツシャー、ナショナルトレーナーがご提供いたします。


<画面1>

Basic NW Technique

NW・基本テクニック


<画面2>

Double Poling : every 2nd step

両手同時・間欠ストック: 2歩行


<画面3>

Double Poling : every 3rd step

両手同時・間欠ストック: 3歩行


<画面4>

Nordic Jogging

ノルディク・ジョギング


<画面5>

Nordic Striding

ノルディク・ジャンピング


<画面6>

Nordic Skating : diagonal poleplant

ノルディク・スケート: 対角線ストック回し


<画面7>

Nordic Skating : simultaneous pole plant

ノルディク・スケート: 両手同時・間欠ストック2歩行回し


<画面8>

Nordic walking : uphill technique

ノルディク・ウォーク: 上り坂歩行


<画面9>

Nordic walking : downhill technique

ノルディク・ウォーク: 下り坂歩行


<画面10>

Nordic Walking : steep downhill technique

ノルディク・ウォーク: 下り坂両手同時・間欠ストック/足3歩行


<エンディング>

For more information about techniques training visit

www.nordicacademy.com.au freecall 1300 791 740(in Australia)

www.nordicacademy.com.au

詳しいテクニックとトレーニングへのご訪問は、

www.nordicacademy.com.au

フリーコール1300 791 740(オーストラリア)へ。

**以上YouTube画面参照**************







写真は ノルディク・アカデミードットコムホームページより

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ご意見歓迎です→jiromura@gmail.comまで


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2009年11月3日火曜日

№208) ノルディックウォーキングの問題点検証














↑写真はロシアのストックフォトより転載  

 
↓SWIX社のストック先端

たしかにスポーツというものは危険がつき物である。フィールドとの関係で言えば、例えばサッカーや野球、ゴルフを楽しむ人々が履いているスパイクシューズなどがあげられる。しかしそれはそれで一定のルールにしたがってプレーしているわけであって、市民が遊んでいる同じフィールドでそのスパイクシューズを履けば、誰でもその行為を非難する。問題はその場におけるルールに対する状況判断と、そのマナーにあるのかもしれない。

障害者の車椅子スポーツ例↓クリック

http://colourswheelchair.com/resources/stream/aaron_clip02.wmv

大地を突き刺して歩くノルディックウォーキング例↓クリック

http://www.wunderweib.de/fitundgesund/fitnessvideos/video-987304-fitnessvideos/Video-Nordic-Walking.html

上記のストック(ポール)は、スウイックス社製品を使っていることが映像で確認できるが、いまのところヨーロッパの人々はストック(ポール)で共有のフィールドを突き刺すその行為自体は許容する社会のようである。しかしやはりそこには問題の存在があることをメーカー各社はしっかり意識し、下記写真のように鋭い金属突起爪をワンタッチで安全ゴムキャップと交換できる部品を開発している。もしくは、レキ社・エクセル社のように安全キャップ部品を付属品として販売する。

写真はSWIX社のストック先端



              


0

.......

上の写真にある金属爪は(0 )。ワンタッチで交換する一方のゴムキャップが(3 )。このゴムチップスは、アスファルトで威力を発揮するとはとうてい考えられない形状である。しかしながら安全キャップとしての役割を果たせるから、イベントの際のアスファルトにおけるパフォーマンスに使うとか、プレー時以外の持ち運び、収納時に使われる。(それでも金属爪は危ないと思いますけど・・・)

が、わが国や東洋ではストック(ポール)で共有の道を突き刺すその行為自体、それを社会道徳上許さない風土がある。したがって人々は安全キャップをはめて、弱々しく歩かねばならないわけである。世界と同じストックを使いながら、ヨーロッパと我が国のこの使用上の差は、いったいどこから来てどのような背景があってのことなのだろうか?

それはさまざまな理由が考えられる。ヨーロッパでは雪の多いフィンランドとかアルプスに近い山岳地帯のように、幼いころからスキーストックになじんできた生活習慣もあるだろう。先端が鋭く尖ったストックの、取り扱いに人々が慣れているからでもある。また人口に比較して土地が広い区域がたくさんある。また道路舗装率が日本に比べ極端に低い。そしてノルディックウォーキングに適したフィールドが豊富にあることもその理由だろう。だから例えアスファルト上を突き刺し歩いても、市民はそれを許容するのだろうか。

舗装道路率の過去記事↓クリック

舗装道路率→200837日金曜日№36)アスファルトロードに適したノルディックウォーキング・ストック&ポールの開発について


しかし我が国では、「道路事情」だけでなくヨーロッパと比較してどのような「土地事情があって、それがどのようにノルディックウォーキングと関係があるのか、具体的にこれを検証してみますネ

農林水産省作成の資料・図表参照

////////////引用はじめ/////////////////////////////////////////////////////////////////////

我が国と欧米諸国等における可住地面積等の比較をしてみると、国土面積に占める可住地面積については、我が国は、急峻な地形であることから、約3割に過ぎないが、フランス、ドイツは平地が多く、約7割も占めている。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/kikakubukai/29/03-2.pdf

→このような状況を反映し、我が国においては、農地に対する住宅用地等の他用途への需要が諸外国よりも格段に強い。また、農用地面積自体もフランスは日本の6倍の3,000ha、ドイツは約3倍の1,700haを有している。→このようなことから、人口の多い日本は、1人当たり農用地面積が4aとフランスの50a、ドイツの21aと比べ、極めて少ない状況にある。

////////////引用おわり///////////////////////////////////////////////////////////////////

この格差は尋常なものではなく、想像以上に人々の生活習慣のみならず農業や産業に大きく影響を与えているわけですね。ま、本日はノルディック・ストックウォーキングの、ストック(ポール)の改良という観点から「市民感情」「道路事情」ならびに「土地事情ということに関し、ヨーロッパ主要国と比較した検証をここに記録しておきます。 

一方、路面にやさしいストックの開発は、一般消費者向け製品の安全基準に厳しい国際標準化機構(こくさいひょうじゅんかきこうInternational Organization for Standardization)、または略称 ISO(アイソ、アイエスオー、イソ)の安全基準で検討されることも、これからは考えられる。ノルディック・ストックウォーキングのストック(ポール)の改良コンセプトには、加えてこの「安全事情」ということも考慮に入れなければならないのではないか、と私ウエルネスウォーカーは考えます

<参考>

鋭い爪の写真広告↓クリック、ただし和訳はQoogle翻訳のママです。

http://translate.google.co.jp/translate?prev=hp&hl=ja&js=y&u=http%3A%2F%2Fwww.yatego.com%2Fklausbua%2Fp%2C49d3834b2caa9%2C47cbad1bd63731_0%2Cleki-nordic-walking-speed-tip--paar--2-spitzen-&sl=de&tl=ja&history_state0=

関連過去記事↓クリック

200996日日曜日195) 舗装道路のバーチャルデモストレーション (仮想演技)に騙されるな!

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