2009年7月31日金曜日

№189) ノルディックウォーキング/トリッガーシステム (Nordic Walking /Trigger Systems)→危険な起爆装置(Dangerous Trigger )

EXEL pole






LEKI Trigger Systems












Shark Glove




Shark Strap



(改訂版)

広く知られるようにノルディックウォーキングという名称を世界に流行らせたのは、エクセル社というフィンランドスキーストック製造会社であります。その後ドイツのストック製造メーカーであるレキ社が、その積極的な販売戦術によりノルディックウォーキング・ポールにおけるリーディングカンパニーとなっているいま中国ではエクセル社がマーケットを占有するがこの両者によってノルディックウォーキングの世界市場はシェアーされているといっても過言ではないだろう。当ブログはそのような今日までの彼らの活動に本心から敬意を表すものである。

だがしかし、この2社ともその設計コンセプトの中心にストラップ&グローブ重視戦略を選択しており、それを製品に取り入れかつ年々そのストラップの進化を図ってきた、という事実経緯がある。一方レキ社は、最新モデルにトリッガー・シ ステム(Trigger Systems)という本体を採用するに至っ。付属部品名はシャーク・ストラップ(Shark Strap)、もしくはシャーク・グローブ(Shark Glove)と称し、このシステムあたかも先進技術でいかにも便利であるかのように彼らは世界中に宣伝し販売する。 Trigger Systems 動画参照 ↓ 最終行)

このようなノルディックウォーキング全般強い影響のあるリーディングカンパニー両者の、ストラップ&グローブ偏重という設計戦略は、われわれプレイヤー(消費者)の立場から検証するとき、はたして正しい方向性をもった選択だったのであろうか。そこには大きな疑問が残るのである。これは今後のノルディックウォーキング、ポールウォーキング、ストックウォーキングの発展を左右する極めて重大な問題が存在しているのではないか?

ここにいみじくも当ブログ管理人ウエルネスウォーカーは、市街地で彼ら先行メーカーのストラップ付きストックを使った体験からそのコンセプトがまったくの誤りであり危険であると当初から指摘している。その詳細はこのブログをお読みいただいているみなさまはすでにご存知のとおりですが、その概略は、人身事故の危険あることばかりではなくストラップが腱鞘炎や靭帯損傷などの障害を発生させること。さらに重要なことはストック歩行の健康戦略である「運動習慣の獲得」という目的要素において、まさしくこのストラップが妨げとなっているからなのであります。

前述したこのトリッガー(Trigger)とは直訳で起爆装置の意味であるが、文字通り実はこれこそもっとも危険な「起爆装置」なのである。鮫の形状からシャークというこれまた危険な名称を付けたのは皮肉であるが、このシャーク・ストックを両手に縛り付けるのは健康のための運動に取り組む人々の心身をも縛り付けることにつながるのであります。おまけにストラップマジックテープで両手首をビリビリ縛り付けるのはちょっと ! どう考えても間違った方向性だよ。手錠のようなものは手かせであり少し考えればスポーツとして間違った選択であるということが歴然としているのではないでしょうか?

しかも、トリッガーシステムが新しいもののように宣伝されワンタッチで外せるといっても、一方でカチカチっとしっかりロックしているのだから、いざというときには絶対に外ません。例え靱帯や関節は切れてもストラップは切れないのだから市街地では極めて危険なのだ ! メーカーは便利さを強調するがその分危険はますます増大しているから危機管理の観点からもこれはなんとしても許せない装置だと思いますね、製造物責任法(せいぞうぶつせきにんほう)にも抵触するのではないか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E7%89%A9%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E6%B3%95


そもそも運動習慣の獲得というのは、事前の準備を何も必要としないシンプルさが前提でなければならないと思う。ウォーキング、ランニング、体操はもとよりヨガや太極拳を見習うがいい。子供からお年寄りにいたる人々の安全と簡便さ、極めて安価であることを第一に追求することでなければならないはず。道具の方に身体を合わせた健康運動プログラムを作成していては駄目だろう。われわれはバイオテクノロジー、「人間に合わせた運動用具の開発」を望んでいるのである。

エクセル社もレキ社もメーカー各社はもうそろそろこのように偏向したストラップ依存の設計・開発は止めにして、ムーブメントとしてのノルディックウォーキング発展のために、運動習慣獲得そのものを重視するもっとしかるべき方法を選択し設計すべきだと当ブログは考える。


急激な経済成長を遂げる中国を含め先進諸国の運動不足病、生活習慣病はさらに深刻になるばかりである。このアンバランスな社会傾向もまたグローバライゼーション、世界的流行である。その解決のためには、過去半世紀にわたって実践・研究されてきたウォーキング体系という文化の延長線上にノルディックウォーキング・ポールウォーキ ング・ストックウォーキングなどの方向性をわれわれは考えて行かなければならないのではないか。これらを愛好する各界の熱心な議論と世界的な英知の結集こそいまもっとも必要なことと考えています。


参考URL:

http://www.youtube.com/user/LEKIUSA





http://www.youtube.com/watch?v=2o9MTmHgiXE&feature=related







http://www.youtube.com/watch?v=_3VIVlYNIv4&feature=related





Trigger Systems 動画参照

http://www.leki.de/422-Entwicklung.htm








2009年7月28日火曜日

№188) 市街地のノルディックウォーキングでは危険なストラップを外して歩きましょう♪ Let's remove a dangerous strap in the urban area and nordic walking.



野山では便利と言われているノルディックウォーキング・ポールのストラップ


ところがそれは市街地ではとても危険な存在です。私ウエルネスウォーカーは当初より、車両が通行する舗装道路ではこれを取り外すようすすめてきました。いついかなる状況でもストラップを取り外して歩けば、ノルディックウォーキングはとても安全に楽しめるのです。ノルディックウォーキング指導者各位も是非ともこのことをお守りください。人身事故が発生してからでは遅すぎます。保険とか保証の問題ではなくこのムーブメントそのものが否定されかねませんからネ


市街地のノルディックウォーキングではストラップに手を通してさえいなければ、危険が発生してもいついかなるときにも瞬時にポールは手から離れる。このようにわれわれにとって安全はなにより優先されなければならない。しかしながらエクセル社ならびにレキ社は、無神経にもいまだに市街地でもストラップを使うよう世界中で指導しているのだ。が、カナダのアーバンポーリングはこのストラップレスで成功しています。以下のビディオ映像で、ストラップレスにおけるノルディックウォーキング、ストックウォーキングの検証を試みます



http://video.google.com/videoplay?docid=452520347483030101


http://video.google.com/videoplay?docid=2904940467997931498&hl=ja


http://video.google.com/videoplay?docid=556250453131774431&q=source%3A007903364141548252662&hl=ja


今後も市街地のノルディックウォーキング・ストック歩行は、このノンストラップ問題が避けることのできない課題となるでしょう。


2009年7月2日木曜日

№187)2009北京ノルディックウォーキング(越野行走)イベント参考写真


“2009 北京越野行走”1



“2009 北京越野行走”2


“2009 北京越野行走”3

2009年7月1日水曜日

№186)ノルディックウォーキング(越野行走)北京

この写真は本年2009年、北京オリンピック記念公園 にて(中国ネットからのご紹介)


健康北京,时尚健走
“2009 北京越野行走”在香山举行
为建立良好的生活方式,加强体育锻炼,增强体质,预防流感。由中国医药卫生事业发展基金会,北京健康教育协会和北京市登山运动协会主办,北欧体育用品(北京)有限公司承办的“2009 北京越野行走”于5月15日在北京香山公园后山举行。这是“健康北京”的一个重要活动,是继“2008北京越野行走活动”之后举办的第二届。活动的主题是:健康北京,时尚健走。
本次活动的支持单位有北京市卫生局、健康时报和欧姆龙(中国)有限公司(健康医疗事业)。公益支持单位是中国红十字基金会
中国医药卫生事业发展基金会理事兼公益事业部部长李小峰先生、北京健康教育协会副会长、北京结核病控制研究所副所长王星火女士、北京结核病控制研究所所长洪峰先生、北京协和医院糖尿病中心主任向红丁先生、北京健康教育协会副秘书长赵芳红女士宋明学先生以及北京市登协的相关领导参加了本次活动。
在京中央国家机关、中直机关的部分单位、解放军总医院老干部、北京市疾控中心等单位的越野行走爱好者以及北京市各大公园的越野行走爱好者近千人参热身加了这次活动。开幕式上全体人员共同完成近10分钟的手杖操热身操。随后,部分队员进行10公里越野行走比赛。比赛本着提高健身乐趣、检验锻炼成果,身体第一、比赛第二的原则进行。其他人员完成5公里或10公里的山地越野行走。
财政部的翟晨获得男子10公里山地比赛第一名;北京百望山公园越野行走队的韩多智获得女子组第一名。通过此次活动,大家对新兴的运动——越野行走有了更全面的了解,尤其是双杖登山对膝关节的保护作用,更是深有体会,交口称赞。
现场参与者纷纷献爱心,通过中国红十字基金会为四川地震灾区儿童重建校园捐款。

附件:越野行走简介
行走是最简单、安全、经济和有效的运动。越野行走(Nordic Walking)是健步走的升级版。越野行走起源于芬兰,是一种以健身为主要目的,手持两支手杖在户外大步行走的新兴运动。它是世界上其中一项发展最快的大众户外健身项目。是世界心脏联盟和世界大众体育联合会重点提倡的健身运动,也是国家体育总局向全国推广的优秀健身项目。越野行走在普通行走的基础上通过两支手杖增加了上肢运动,实现全身运动(研究证明越野行走可以调动全身90%的肌肉参与运动)。提高运动强度(与普通行走比较,心率提高5-17次/分钟),帮助人们轻松实现体育锻炼所要求的有效心率(有效心率=170-年龄)。与普通行走相比锻炼效果提高20%-46%。同时越野行走时有效地减轻身体对下肢关节的压力,减少关节磨损,起到很好的保护作用。它比普通行走更轻松和有趣。对于减肥,预防和治疗三高(高血压、高血脂、高血糖)和骨关节等慢性病,放松颈、肩部肌肉紧张和缓解焦虑和抑郁等情绪有显著的效果。2003年,国家体育总局体育科学研究所率先把越野行走介绍到中国,成为越野行走在中国的创始人。今天,越野行走已在全国三十个城市开展起来。在北京,中央国家机关工会联合会、北京市总工会等百余家机关、企事业单位组织开展了越野行走培训和活动。颐和园、天坛、地坛、香山等十五个公园开展了越野行走公益培训。越野行走已被越来越多的北京市民所喜爱,融入人们的生活中,成为健康生活方式的一个重要部分。